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発達障害(主にASDやADHD)

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ASD傾向が強いと感じているが、ADHD的な特性もある鳩の考え事
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記事一覧

ASRSはやってみた

ASRSはかなり質問が絞られていて曖昧なので、当てはまるかどうかの判断で迷うのだが、スコア的にはADHDの可能性は低いという。

パートA
用事を忘れるというのが、どの規模とどのくらいの困り度から当てはまるのかが分からないが、「ティッシュを買おうとして忘れた」レベルなら割とよくあるのだ。
課題を遅らせることがあるか、という問いは所謂先延ばし癖のことだろうか。面倒なことを少しでも後回しにすれば該当す

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ADHD疑惑と探し物

探し物に費やす時間の長さはADHDを疑う大きな理由である。何が起きているのかを考えてみる。

•物を落下させやすい
手に持ったスマートフォンやレジ袋などが落下することが多々ある。掴みそこねるのではなく、保持していたものが突然床や地面に落ちているのである。手指の力が抜けているのだろう。
幸い、落ちたことに気づくことが多いようで、落下による紛失(文字通りの落とし物とでも呼ぼうか)は少ない。もっとも、落

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発達障害と皮膚感覚

篠ケ瀬菜生ら(2014).発達障害者の 「皮膚感覚」 の困難・ニーズに関する研究

手記から困りごとをリストアップした質問項目について、発達障害当事者とそれ以外の集団を対象に調査している。
先程読んでいた睡眠に関する調査の皮膚感覚版である。これはシリーズだったのか。他にもあるのだろうか。

本文はさらりと目を通した。健常者はそうではないらしい、ということを今学んでもあまりメリットを感じないのである

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発達障害と睡眠

こんな時間にあれこれ読んでnoteを更新しているのは、夜型や不眠の証明だろう。

高橋智, 柴田真緒(2017).当事者の手記から探る発達障害の睡眠困難の実態と支援に関する研究
高橋智, 柴田真緒(2017).発達障害者の睡眠困難と支援に関する研究

上の研究では当事者の手記130冊から198の具体的な睡眠困難の記述を拾い上げている。

下の研究では、上の内容を元に224項目のチェックリストを作成

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感覚過敏や鈍麻

感覚過敏はあるなと思っていたので、その辺の概念を学んでみようと思う。鈍麻は自覚しにくいのでよくわからないと思っていた。

感覚プロファイル(SP)の解釈の中心となる概念モデルを読みやすいものから引用しておく。

萩原拓(2016).日本版感覚プロファイルの概要

(1)低登録:気づき(登録)が低い。つまり,刺激に対し気づきにくい。神経学的閾値が高い状態である。または反応に遅延が見られる。観察される

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ADHDも疑っている

ADHDかもしれないと思う現象を挙げておく。

•物を見失い、探し物が多い(落し物などで完全に紛失するわけではない)
•すぐ散らかる(一度完全に整えることはできる)
ADHD傾向もあるのではないかと思い始めたのはこれ。

•三日坊主
•一方で熱中する
ASD的な注意の問題としても解釈できそうである。

•考え事がやめられない
これは思考面で多動だと言えるのだろうか。それとも多動は肉体の物理的動作の

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ASD的な性質

ASDと思われる要素を書き出してみる。

•独りが落ち着く。
不快でない環境を整えたり、雑談を回避するために独りが望ましい。独りの時間を持てないと苦痛である。

•人の気持ちが分からないと言われて育ったためか、人を傷つけたり怒らせるのではないかと思いながらコミュニケーションを取っている。
•発言の意図が分かりにくく、常に翻訳しようと努力している状態にある。
•質問内容を誤認しやすく、問われている内

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想像と共感

発達障害関係の記事も少し書いてみようと思う。

アスペルガーを疑われたことがある。表現に時代性があるが、それはおいておくとして、自分にASD傾向があることには早くから自覚的だった。

他人の気持ちなど分かるわけがない。伝えたければ伝える努力をするし、分かってほしければその努力をしてくれ。そう思って生きている。

そんな自分でも、相手の行為はどういう意図で、どういう心情から出たのかと考えてみることは

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