月イチでサウナに行く友人との会話
月イチでサウナに行く友人がいる。
前回参戦から1か月くらい間隔が空くと、どちらからというわけでもなく
LINEで一文字『♨』とくる(送る)。
で、『〇〇日の20:30で』 → 『OK!』 で予約(?)完了。
気張らない。 そんな仲だ。
グループで飲みに行くことはあっても、ふたりで行くことはない。
が、月イチでサウナに行く友人は親友と言ってよいのではないか、と思うのだ。
月イチでサウナに行く友人との会話
50代のおっさんふたりの会話である。
「ひざが痛い」やら「健康診断の結果」やら、日々酷使し悲鳴を上げるおからだのお悩みが多い(笑)
あそこのラーメンがおいしかった。
いきつけのパン屋さんがめっちゃ値上がりしていた。
いま風呂場のリフォームを考えてるんだ。
こんどみんなでバーベキューしようや。(実現はしない)
・・・・・・・・・・
正直、書くにあたって思い出すのがしんどかったくらい、どうでもよい会話ばかりだ。
そもそもサウナに入っているので、会話自体が長続きしないし、しんどい。
外気浴中は整いたいので、お互いあまりしゃべりたくない。
サウナ数セット後の露天風呂での20~30分程度の会話である。
そんなどうでもよい会話であるが、タブーが存在する。
仕事の悩みとか家庭の問題とかだ。
仕事や家庭のはなしをしないわけでななく、おもしろエピソードトークなんかはする。
けど、普段は世知辛いサラリーマン生活を送る日々。
そんなおっさんふたりのオアシスのような貴重な時間である。
ここで愚痴ったり、思い悩んだりしたくはないのだ。
お互い暗黙の了解で成り立っている距離感がまた心地よい。
なんだかんだで、この『サ活』はかれこれ数年になる。
ふと思う。
これは人生において、とても貴重な時間なのではないかと。
風呂上りにいつもの炭酸水を飲みながら思うのだ。
この当たり前はいつまで続けることができるのだろう。
「幸せ」なのだ。
仕事でも家庭でもない、第3の居場所がここにはある。
この定期会を起点に友人たちとの飲み会に発展することがしばしばある。
仕事ばかりにならないのはこのサ活のおかげだ。
かれには感謝だ。 ありがとう☺
おいしそうに瓶のコーヒー牛乳を飲み干すかれの横顔は嬉しそうだ。
帰ってもしこたまビールを飲むんだろう。 それがいかんのだよwww
「じゃ、また」
お互い右手を軽く上げ、あっさりと帰路に向かう。
それがまたいいよね。
どうでもいいおっさんの会話の話を最後まで読んでくださりありがとうございました。
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