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28:年配の方が読みたい本。

小さな図書館で月に一度ほど貸し出しボランティアをしています。

街の大きな図書館まで行くのは億劫だけど、本は好きという年配の方が、えっちらおっちら借りにきます。

そんで「なんかさぁ〜面白い本あるぅ??アナタこれ読んだ?」とか聞いてきます。

どんなのが読みたいかヒアリングをすると、

1、暗くない本。
「読んだ後に暗い気持ちになるのはイヤ。暴力とか虐待とか、そんなのも興味ない」

2、重くない本。
「年だから重いと手が疲れるからイヤ。手がシビレッちゃう」

3、恋愛ものじゃない本。
「もういい年だから、エッチなシーンを気持ち悪く感じるし、惚れた腫れたの話に感情移入できない」

4、バカっぽくない本。
「最近の若い人の本は、言葉遣いがバカっぽいのがあるけど、あれはイヤ。内容がとにかくなさすぎる」

5、ちょうどいい本。
「むつかしすぎないで、サラーっと読めて、ちょっと面白くて、いい話が読みたいの」

あの、すんげー難しくないですか??
ストライクゾーン、狭すぎません??

「あのね、年を取るとワガママになるって言うけど、あれほんとよ!」

「そうなのよ!体力ないとガマンもできないってわかったわ」

などという名言も聞けて、とても楽しいです。

あと、自分では手に取らないような本を棚から引っ張り出して薦めてくれるので思わぬ出会いもあります。

来館者が少なくて閉館になりませんように!

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