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Belle日記番外編 犬の物語

私が読む本は翻訳小説が大部分です。
なので犬の物語と言ったら現在真っ先に上げられそうな直木賞受賞作「少年と犬」は読んでいません(^^ゞ
馳星周さんの作品は一昨年に「ソウルメイト」を購入しましたが、これも積ん読中で・・・・・・・

小説家を目指すと言いながら、こんなことでいいのか、という疑問は自分でもありますが、まあそこはそれ、ご容赦の程をお願いします。

野生の叫び声ハリソン

最近、映画公開もされましたが(未見)、幼少期に読んだ「野生の叫び声」――記憶では少年少女版で「名犬バッグ」だったような――。これは読んでいて泣きました。
そのせいか、映画の方も予告編だけで切なくなって・・・・・・泣いてしまいました。

もっとも映画の記憶ではチャールトン・ヘストン版が鮮烈です。

野性の呼び声ヘストン

もちろん、ハリソン・フォード版は未見ですから比べられませんが、ちょっと今の私では見るのが辛くて・・・・・・・

野生の呼び声ポスター

調べてみると、ジャック・ロンドンの「野性の呼び声」は普通の文庫では入手しづらいようで、光文社の古典新訳文庫だけみたいですね。
私は原作翻訳版だと岩波文庫で読みましたが、この時も泣いてしまいました。

犬の物語で読んだのは他の古典だと「名犬ラッシー」「名犬ラッド」などでしょうか。どちらも泣かされますが、どちらも少年少女版以外では入手困難なのが実情でしょうか。

容疑者

私のイチオシは、ロバート・クレイスの「容疑者」です。
この本を通勤電車の中で読み始めたのですが、大失敗。
冒頭の28ページで涙ボロボロでした。
もう電車の中で読むのはやめようと決意して、家専用文庫に。
犬チューバーの方が「犬が死ぬので泣かせる本はダメ」と言っていましたが、この本はその点も大丈夫です(と書くとネタバレと思うかも知れませんが、続編「相棒」が発売されていますから、その点は公然としたネタバレです)。でも、最終局面は泣かされて泣かされて・・・・・・・・

本当にこの作品のマギーお嬢さん(シェパードです)には幸せになって欲しいです。

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最近読んだ本が、上の写真の二冊です。
リーガル・サスペンスというか、リーガル・コメディタッチ・サスペンスというか、凄く面白い小説でした!

主人公のアンディ・カーペンターはゴールデン・レトリバーのタラを飼っているのですが、この犬がとても良い味を出しているし、主人公もゴールデン・レトリバーを「完璧な生き物」としばしば呼んでいます。
二冊目では、最後に犬の保護ボランティア事業を立ち上げたところで終わっています。

タラとキャッシュ(依頼人が保護した犬)の友情がどうなるのか、事業がどんな風になっていくのか、と興味が尽きないのですが、残念なことに2006年以来翻訳がされていません・・・・・・・
アメリカ本国では賞も受賞している人気シリーズらしいので、残念でなりません。
アメリカでは愛犬の人気が高いと言うことで、表紙が犬になって更に人気がでていたそうです。

最初の二作品の表紙ですが(上の翻訳本の二冊に相当)、それほど犬を押し出していません。

弁護士は奇策で勝負する

悪徳警官はくたばらない

それが、その後の作品では・・・・・・

アンディ・カーペンター

アンディ・カーペンター2

最新の24作目もこんな具合。

アンディ・カーペンター3

犬の小説じゃないの?という感じですw
和訳のものも犬のイラストが出ているのですが、ここまで犬押しではないですよね。

どんな風にアンディとタラの生活が変わっていっているのかも興味ありますし、本当に続きが読みたいです。
誰かが翻訳してくれないかしら?

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