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高校生83名と創る「ダンスを通じた探究活動」レポート No.1

Danstorkのnoteへようこそ!
今回は、設立メンバーでコーディネーターの橋本が担当します。

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さて、ここで突然ですが。
私たちの団体名【ダンストーク】は、英語表記だと【Danstork】と書きます。
Dance(ダンス)+Stork(コウノトリ)=Danstork。
そう、Dance+Talk。ではないのです。
…勘の良い方は既にお気づきかもしれませんね…!?
私たちが活動拠点とする兵庫県豊岡市はコウノトリの野生復帰で知られるまち。
豊岡・城崎のまちへのリスペクトと、このまちでダンスの新しいあり方を探していく決意を込めて、名付けました。

最初のnoteで弊社代表のその子さん(と呼んでいるので、そう書きます。)も書いていますが、ダンストークの活動分野は、文化・観光・教育・福祉など、実に多岐に渡ります。その中でも今日は、<教育>分野での主要なプログラムのひとつをご紹介をしたいと思います!

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今日ご紹介するのは、近畿大学附属豊岡高校 進学探究コース1年生83名といっしょに創る、「ダンスを通じた探究活動」のプログラムです!
コース担当の先生からのご依頼で、豊岡市のサポートのもと2018年に始まったこのプログラムは、毎年先生方や市職員さんと相談しながら改良を重ね、今年で3年目を迎えています。

どんなプログラムなのかというと、
自分たちの暮らす豊岡のまちを題材に、
豊岡のまちのことを探求して、
何もないところから自分たちでダンスを創る。
そして最後にみんなの前で発表する!
というもの。
(書いてみるとなんだか改めて盛り沢山な内容ですね。)

2020年度、このプログラムの目的は2つあります。
❶地域の魅力を発見し、現場に関わる地域の人々の想いに触れること
 → 豊岡への興味や愛着の醸成
❷個としての意見・考えを持つ、表現力・コミュニケーション力・創造力の豊かな人材を育てること
 → ダンス作品という“正解のない”ゴールを目指すプロセスの中で、一人一人がアイデアや考えを持ち(自己肯定感)、仲間と共有し(表現力・コミュニケーション力)、チームとして一つのダンス作品を創作する(想像・創造力)こと。

豊岡では、高校を卒業すると大半の若者が都市部へ出て豊岡を離れて暮らします。そして、都市部へ出て行ったきり、戻ってこない人もたくさんいます。それが人口減少の大きな原因だと言われています。

一方ダンストークのメンバーのほとんどは、代表のそのこさんも私も含め豊岡出身ではありません。生まれ育ったまちではないこのまちで、私たちが活動する理由は何でしょうか?その大きな理由の一つが、豊岡や城崎には、熱い想いを持って活動する「」がとにかくたくさんいて、とても素敵だなと感じたから。そんな方々といっしょに仕事がしたいからです。

私たちは、こんなに魅力的な「人」がいることをぜひ地元の高校生にも知ってほしい。知ってもらえたら、豊岡に戻ってくるきっかけになるかもしれない。。これまで2年間のプログラムを展開する中で、高校生が自分の住むまちの家族や学校の先生以外のおとなに出会う機会が非常に限られてしまっているので、まずは出会う機会をつくる必要性を感じていた、ということもあります。

そこで、豊岡でこれまでいっしょにお仕事をさせていただき感銘を受けたたくさんの地域のおとなの皆さんのうち10人の方々に、今回のプロジェクトで高校生の相談役になって伴走してくださる【アドバイザー】に就任していただくお願いをしました。

まちの魅力というのは兎にも角にも「人」の魅力だと思います。高校生たちが何もないところから正解のないダンスという作品を創り上げる時に、いっしょに悩んで相談にのってくれる地域のおとな=【アドバイザー】の存在は、きっと心強いはず。

これは、豊岡というまちで地域のおとなたちがチームとなって、高校生をゆるやかに育てる場をつくってみるという挑戦でもあります。

ではなぜ、ダンスをつくるのか??

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ダンスは自分の身体をつかって表現するので、自分をさらけ出すことが必要です。大阪出身の私からしたら、おとなしい子たちも多いこの地域、自分を人前でダンスで表現!なんて苦手な子も多いはず。でもこれから社会で生きていくために、自分を見つめて、自分を表現することに果敢にチャレンジしてほしい、という先生方の想いもあります。

そして、グループでダンス作品を創っていくので、みんなで話し合って協力して、一つの目標に向かっていかねばなりません。その過程では、意見の食い違いや思い通りにならないことも勿論あります。スポーツなら点数とか勝ち負けがありますが、そういうわかりやすい結果や目安もありません。その代わりに、誰もがそれぞれの選んだ役割のもとで、その人らしく輝くことができる。高く跳べたり、速く回れたりしなくても、その人にしかできない表現というのが必ずあるし、高校生のみんなが自信を持って想いを込めた「ダンス」は、どれだって正解なのです。

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また、ダンスには言葉が介在しないので、テストの点数をとるための能力とは別の能力が要求されます。いつもは目立たない子がリーダーシップをみせてくれたり、素晴らしい集中力をみせてくれたりということが起こります。高校生のみんなひとりひとりが、自分の殻を一生懸命割る姿はいつ立ち会っても尊いものです。これらがダンスでなければならない理由だと私は思っています。

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・・・とダンスについての想いを語っていたら・・・なんと!∑(゚Д゚)既に2000字を超えていたー!!あかん!!∑(゚Д゚)

ということで話を戻しますと。
これは、豊岡というまちで地域のおとなたちがチームとなって、高校生をゆるやかに育てる場をつくってみるという挑戦でもあります。
と書きました。

そのために、この「ダンスを通じた探究活動」では、地域のおとな【アドバイザー】10名による自己紹介プレゼン10連発!からプログラムをはじめることにしました。


アドバイザーのみなさんにプレゼン内容を考えていただく時に、盛り込んで欲しいとお願いしたことはこちら。
●【みなさんから見た】豊岡のまちってどんなところ?
●豊岡のまちの好きなところ(嫌いなところ)

●普段どんな人たちとつながりがあり、一緒にお仕事をされていますか?
●なぜ豊岡でお仕事されていますか?(Iターンの方は特になぜ移住されたのか)


学校現場の先生方と、地域のおとなたちと、アーティストが協働して高校生を育てるという前代未聞の取り組みですが、10人のアドバイザーのみなさんは、事前にたくさんの準備に付き合ってくださり、それぞれ自分の専門分野を活かして10者10様のプレゼンを考えてくださいました!

そんなこんなで、9月8日〜11日アドバイザーのみなさんにはお1人15分ずつ、計4日間をかけて、個性豊かでとにかく濃いプレゼンを高校生に向けて繰り広げてくださったのです。

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その様子はまた次回の記事でレポートいたします✨

10人のアドバイザーのプレゼンを聞いて、どのアドバイザーのお話をもう一度聞いてみたいかを生徒が選び、83人が10のグループに分かれます。
そしてグループ毎にテーマを設定して、アーティストの力を借りながら、1つのダンス作品を創る、というのがこれからの流れです。

乞うご期待!!

※写真は2019年に実施した同プログラムの写真です。
(文責:Danstork コーディネーター 橋本)

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