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断捨離亭日乗(2024年9月)

熊谷市郊外に越して以来、平日は相変わらず夕方食料の買い出しに出かける程度で、ネタはほぼありませんが、今月は珍しくイベントがありましたので報告しましょう。

今年は5年ぶりの運転免許証更新の年で、なるべく早めに手続きを済ませておこうと、更新期間始まりの7月下旬から準備をしていました(基本的に日曜は出かけたくない)が、8月まで仕事が立て込んでいた上に、いざ出かけようと有給休暇を取得した日が、台風接近だの天候に左右される日が続き、結局更新期間終了の9月にずれ込んでしまいました。

埼玉あるあるネタ「運転免許センターが鴻巣市しかないので、出かけるのが大変」と言う話は、随分前から見聞きしていました。

東京に住んでいた頃は、歩いてでも行ける場所に運転免許センターがあったため、免許更新を意識すらしたことはなかったのですが、4年前に東京を脱出して埼玉県民になった直後から、「さて鴻巣へはどういうルートで出かたら便利かな?」とそればかり考えていました。

幸か不幸か、昨年熊谷に越したので、電車であればJR高崎線で20分程度ですから、それほど苦にはなりません。免許センターの隣には駐車場があるらしいので、天気が悪ければクルマで行くことも考えましたが、更新手続き当日の天気予報は夕立の心配も無かったので、どうせ出かけるなら更新を終えてから周辺を散策してみようと、運動を兼ねてママチャリで出かけることにしました。

地図アプリで検索すると、最短ルートは国道17号を走って20kmちょっとといったところですが、朝の通勤ラッシュ時間帯、国道沿いを走るのは危険と判断。多少遠回りにはなりますが、信号や他の交通機関の心配がない荒川のサイクリングロードを走ることにして、早朝6時過ぎに自宅を出発しました。

不覚にも5年前に事故ったため、2時間の講習を受け、11時に無事新しい免許証を受け取り、復路は行田市の「埼玉古墳群」や「田んぼアート」を見て帰ろうと、ひたすら田圃の中を走り、「埼玉古墳群」に到着したところで正午になったので、近くの飲食店を検索したところ、「電車食堂」なる文字が目に入ったので、「田んぼアート」はまた別の機会に譲って、帰り道の途中にある「マスタードシード 電車食堂」さんを訪問することにしました。

食後は国道17号沿いに、ゴール地点の八木橋百貨店まで。免許センターを出発する際に、スマートウォッチの計測スイッチを入れ忘れてしまったため、復路の走行距離が分からないのは痛恨のミスですが、かなり寄り道したので30kmくらい、往復で60kmくらいは走ったでしょうか。

炎天下熱中症にはなりませんでしたが、長距離サイクリングの影響でしょう、膝に痛みが出て、その後数日間歩くのに往生しました。

過去の経験から、運転免許を更新した数ヶ月後、違反や事故を起こしているので、普段にも増して慎重な運転を心がけて、次回は再びゴールド免許証を手に入れたいと思います。


鴻巣サイクリングから10日後、いつものようにママチャリで秩父鉄道のSLを撮影に、と出かけたところ、アパートから1kmほどのところで、後輪が盛大な音を立て空気が抜けました。

仕方ないので自転車を押して帰宅し、タイヤを見たところ、溝がすり減ってツルツルになっている上に、中の繊維が飛び出していました。

前回タイヤを交換したのは、川越に越した直後の4年前、それからの走行距離は1500kmくらいと思いますが、繊維が飛び出すほどすり減ったことは初めて、高温の路面の影響で、タイヤが溶けたのかも知れません。10日前の鴻巣サイクリングの最中に発生しなかったのは、不幸中の幸いでした。

ママチャリの後ろタイヤの交換はひと仕事で気が重いですが、しばらく前からチェーンが伸びて、チェーン引きでも弛みが取りきれず、外れやすくなっていたので、この機会に久しぶりにチェーンカッターなどの工具を引っ張り出し、通販でタイヤ・チューブを注文して、2時間程かけて作業を行いました。

このママチャリも、中古で購入してからなんだかんだ30年が経ち、既に新車(しかも変速機付きの)が購入できるくらいの修理費をかけていますが、前橋に帰るまでのあと数年間、なんとか維持して乗り続けようと思います。


9月の最終金曜日、もうすぐ仕事も終わりと思っていたところに、故郷前橋・弁天通り商店街にあった、かつて金物屋さん(2022年11月に古着屋としてリニューアルオープン、2ヶ月前から休業中)だった建物の、火災のニュースが飛び込んできました。

近年CMなどの撮影地として、お茶の間でも有名な弁天通りの中でも、ひときわ昭和の雰囲気を漂わせていた一角の、物心ついた頃からの思い出の建物が、また一つ消えてしまい本当に残念です (;´д`)

弁天通り「福寿屋」(2009年5月1日撮影)

また、この記事を書いている9月30日で、馬場川沿いの「白銀屋」さんが閉店するとのニュースが入ってきました。

下の写真は、この春隣のアーツ前橋の企画展を見学の際、向かいの駐輪場から撮影したものですが、太陽光度が低く日陰だったため、夏に撮り直そうと思いつつ、実行することなく最終日を迎えてしまいました…

馬場川通り「白銀屋」(2024年3月16日撮影)

寂しい話題繋がりで言えば、9月最終日のネットのニュースで、日本のサブカルチャーを語る上で欠くことのできないお二方の訃報が飛び込んできましたが、そちらについてはまた来月にでも触れましょう。


今月の「撮り鉄」
今年の春、上信電鉄で発生した踏切事故を受けて、全国の「第4種踏切」の一斉調査が始まり、秩父鉄道は全国の私鉄で最も多い、85ヶ所ある同種の踏切を原則廃止にすると報じていました。

9月下旬ようやく涼しくなったので、久しぶりに大麻生駅東側の踏切へ出かけたところ、「9月25日午前をもって踏切廃止」との告知板があり、月末最終日曜日に、廃止後の様子を見ようと再訪しました。

踏切跡を通過する列車(2024年9月29日撮影)

ここの踏切は、桜の季節は、SLと荒川土手の桜を組み合わせて写真を撮ろうと、結構な数の「撮り鉄」が集まるので、敢えてその時期は避けて何度か撮影で訪れました。

パレオエクスプレス(2024年5月3日撮影)

荒川の土手を歩いて、大麻生駅から電車に乗って帰るハイキング客も、今後はだいぶ遠回りになるので、この踏切はせめて第3種に出来なかったのか、残念に思います。

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