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全細胞を繋ぐ連続体・コラーゲン

バイオテンセグリティについて綴る第四弾は身体全体に拡がる生体マトリックスの続編「全細胞を繋ぐ連続体・コラーゲン」です。

第一弾はこちら
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第三弾はこちら

前回(かなり前💦)は、全身に拡がる生体マトリックスの組成や役割などについてお話させていただきました。

この生体マトリックスというのは
最近、話題になっているFascia筋膜と言われているものです。
名付けや翻訳などで少々混乱が起こっているようにも思いますが
同じものと理解してくださいね(o^^o)

前回、この中に線維が含まれていることをお伝えしました。
そして小さな小さな線維は身体の全ての細胞を繋ぎ、細胞核を繋いでいます。
タイトル通り「全細胞を繋ぐ連続体」です。

この線維の一つコラーゲンは非常に面白く
線維が動かされるとそこに微量の電気を発生させ
それを情報として伝える「半導体」のような働きをするというのです。
そしてその動きや電気の情報は連続体を通じて全ての細胞に伝わります。

そしてそこに「水」という存在があることで
その電気はより速く遠くに伝わります。

言い換えると水が少ない環境だと
その効果は発揮されにくくなるということです。


++


私自身は所謂「ゾーン」と言われる「超集中」の状態に
この生体マトリックス、Fasciaが大きく関わっていると思っています。

「ゾーン」に入った身体が一体どんな状態になっているのか
どんな現象が身体の中で起きているのか

そこに注目し個々の身体の可能性
潜在能力を引き出すことを目的に探究を続けています。


コラーゲンが半導体のような働きをする
ここはかなり重要なポイントだと考えていて

コラーゲンの質が落ちたり(栄養不足)
水分不足(栄養不足や水分の質や量の低下)
過緊張(神経的なもの)


などがあると当然この働きも鈍くなると考えています。


勿論、身体だけでなく心の状態
そして日々の鍛錬も大事です。


心技体のバランスが整うことは
ご自分の持っている可能性を引き出すことに
繋がっていくはずです。

個人的にダンスの世界では
身体を酷使して多少ボロボロでも
無理矢理ポジティブシンキングで身体の声を押し殺し
根性で頑張っている方が多く見られると感じます。

無理矢理の食べないダイエットや糖質制限は
このコラーゲンの状態や働きを著しく低下させます。


身体の声を聞くことを大事にしてほしい。
自分の身体を大事にしてほしい。


今一度「身体」というものに立ち返り
身体の質を見直す方が増えることを願うばかりです(o^^o)

続く。。。

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#原線維の海
#私達の身体の土台
#生命の場
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