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生体マトリックス

バイオテンセグリティについて綴る第三弾は身体全体に拡がる原線維の海・続編「生体マトリックス」です。

第一弾はこちら
第二弾はこちら

前回は、全身に拡がる原線維の海(以下、生体マトリックス)についてお話させていただきました。
その海の中に様々な臓器、器官、骨、筋肉などが浮かんでいると。
今回はこの生体マトリックスの中に注目してみましょう。
生体マトリックスの組成は・・・

●線維(コラーゲン、エラスチン、レチクリンなど)
●細胞(線維芽細胞、筋膜細胞)
●基質(プロテオグリカン、グリコサミノグリカン)
●水分(結合水、自由水)
(重要:目には見えない、計測されていない、発見されていないものもあると思ってます)

親水性の高い、糊(のり)のような基質の海の中に
線維や細胞、そして勿論「水」が存在しています。

前回もお話したように生体マトリックスは身体の「形」を形作っています。

そしてこの中には、外界の情報を感知する為の
様々な受容器や神経終末なども存在するので
それ自体が感覚器でもあります。

そして外からの力「外力」を「動き」で「吸収」して
その力を他の空間(部位)へと伝達したり再利用したりします。

ダンスを踊る人たちに是非知っていただきたいのは
この生体マトリックスの情報伝達の速さです。

情報伝達と言えば神経を思い浮かべるかと思いますが
この生体マトリックスの情報伝達の速さは
神経を軽く上回ります。

++

話は変わりますが
超人的な動きをされる人たちがいます。
体操選手やフィギュアスケーター、ダンサー
そして武道家などです。

体操選手やフィギュアスケーター、ダンサーは
超人的な速さの動きをされますね。

あれ、、、神経のシステムだけでは
何故あんな速い動きが出来ているのか
説明が出来ないのです。
解明出来ていないんです。

そして細い身体の武道家さんが
筋骨隆々なマッチョマンを投げ飛ばすような場面を
テレビなどで見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
あれも同じく。
神経システムだけでは何故あんなことが可能なのか
説明がつかない。
解明出来ていないんです。

「火事場の馬鹿力」も同じくです。

++

実は生体マトリックス自体に特別な情報伝達の経路があるのではないか
とも密かに言われていたりします。

私自身も経験があるのですが
インプロで踊っている時に時折「ゾーン」に突入することがあります。
その時は身体が非常に軽く筋肉を使っている感覚は無いに等しく
まるで空間に動かされているような浮遊感を感じながら踊っています。

後から録画動画を見たりすると吃驚するような動きをしていたこともあります。
しかし、意識的にその動きを再現しようとすると
出来ないんですが・・・・🤣


ヴァレリー・ハントという人物が実際にダンサーに対して行った実験で
「トランス状態」になったダンサーの筋電図のシグナルが
次々と消えていった・・・という
そんなお話もあるんですよ( ̄▽ ̄) ニヤ


何が言いたいのかというと
この「ゾーン」や身体の「潜在能力」に
生体マトリックスが大きく関わっている
ということなんですよね。。。

ぶっ飛んだ発言をしてしまいましたね🤣

長くなってしまったので今回はここまで🤣

続く。。。

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#筋膜
#原線維の海
#私達の身体の土台
#生命の場
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