リアル本屋をやるとしたら・・・WEBに商品を全て公開する_1_構想と在庫編
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WEBに商品を全て公開する_構想編
「もしリアル本屋をやるなら」という企画ベースで、
こんなサービスや仕組みがあったらいいなとユーザー目線濃いめ、経営目線薄めで発信しています。
そもそもなぜこのような発信をしているかというと、「本屋を作りたい」という想像がとまらないからです。そして、近いうちに「本屋を作れないか」とどんな方法があるか考えているからです。
今回は、そのなかのひとつ、
「リアル本屋をやるとしたら、WEBで在庫を全て公開する」というアイデアについて、実際にやるとしたらどのような形になるか具現化を共有してみます。
構想の概要
「WEBで在庫を全て公開する」というアイデアの目的は、
もし「きょう」、買いたい本があったときに、
もし、近場の本屋の在庫がWEB上に公開されていたとしたら、
まずその在庫から調べて、在庫があれば確実にそこで買うだろうなと思ったから。
というユーザー目線からの着想です。
経営目線でみると、Amazonなどのネット購入よりも購買動機の優先度を上げることができる気もしてます。
実際どうやる?
では、まず、リアル本屋の具体的なイメージから固めます。
色々な形態があるかと思いますが、今回は、
・新刊を扱う
・1万冊ほどの在庫
・ECショップも運営する
使うツールは
・在庫データなどは、Googleスプレッドシートを採用
・ECショップはBASEを採用
で在庫管理の有料サービスなどは使用せず、コスト面を抑えたツールを活用する。
上記のような本屋をイメージして進めます。
「WEBに在庫を公開する」とは
「WEBに在庫を公開する」とはどういう状態かを定義してみると、
ECショップに現在店舗で販売している在庫を全て公開する。
ということにします。
つまり、
1.ECショップに全商品を登録し、
2.在庫の増減をネットの売上と実店舗の売上、返品対応を
加味して、
3.適宜更新するフローです。
在庫の編集作業を3つに分別する
在庫の編集作業は、大きく3つ。
・ネットの売上は、自動で増減できます。
・実店舗は、手動で編集します。
・返品対応は、手動で編集します。
上記3つをスプレッドシートで管理していきます。
ECショップの情報を親にして在庫表としても扱いながら、
実店舗の売上と返品での在庫増減を適宜、ECショップに更新していく方法です。
すべて自動連携が望ましいですが、採用しているECショップのBASEは、自動連携が難しそうです。(CSVで商品の一括新規登録はできますが、商品の一括更新はできません)
よって、手動の部分は入力を適宜バーコードリーダー等で記録しながら、一日分などある程度のまとまりで、ECショップに更新していきます。
バーコードリーダーは市販のものを用意するか、スマホなどでもアプリがあるので、そちらで適宜スプレッドシートに入力していきます。
WEB公開した商品をスプレッドシート管理する方法
今回は、フローが前後しますが、
ECショップで公開した商品をどうスプレッドシート管理するかを説明します。
ECショップの在庫情報をスプレッドシートに転記する。
こちらの懸念点としては、
1万冊を扱う在庫数を手動転記はできるだけ避けたい点です。
こちらを、スプレッドシートで少し自動化できるようにします。
ECショップで商品を登録すると、
商品URLが発行されるので、
このURLを使い、在庫数を取得していきます。
スプレッドシートには
ネット上のサイトから情報を取得できる
「スクレイピング」と呼ばれている機能に近い関数が用意されています。
この関数を活用し、各商品URLから在庫数を取得し、スプレッドシートに転記させます。
この方法を活用することで、ほぼリアルタイムで在庫数を取得反映させることができます。
具体的には下記のシートにサンプルを用意しました。(執筆日現在のコードです。ECショップ側のサイト構成変更で、適宜変更する必要があります。)
セルA2に、=IMPORTXML(B2,"//*[@id='second_column']/h1")
セルB2に、商品URL
セルC2に、=IMPORTXML(B2,"//select[@id='amountSelect']/option[last()]")
上記のコードを該当セルにいれると、関数が発動し、商品URLから、商品名と、数量の部分、つまり在庫数を取得させることができます。
まだ作成中ですが、スプレッドシートを閲覧したい方はこちらを御覧ください。シートは「EC在庫」です。
技術的な部分について詳しくは
・検索Word「スプレッドシート スクレイピング」
https://qiita.com/ktmg/items/d53440c913e20f8bb34c
・検索Word「XML 書き方」
https://qiita.com/rllllho/items/cb1187cec0fb17fc650a
ここらへんを参照していきながら、カスタムできるかなと思います。
この方法で、全ての在庫をスプレッドシート管理します。
次回 商品WEB登録編
流れとしては、
そもそも1万冊の登録もなかなか大変ではないか?
こちらは次回に方法を共有します。
商品登録編の概要
・ECショップへ、CSVデータでの一括登録の方法
・CSVデータの作成
・CSVデータに必要な、ISBNから書籍情報を収集
・CSVデータに必要な、書籍画像の取得方法
をできるだけ効率的な形で作業できる方法を共有していきます。
技術的な不明点はお気軽にご連絡ください。また、実際のWEB作業などもお手伝いできますのでお気軽に相談ください。
下記のようなISBNをもとに書籍情報を取得する方法なども説明します。
次回記事公開してます。
それ以降の公開予定記事
・ECショップ検索編
・SEO検索編
・実店舗売上記録編
・返品対応編
別テーマ
実店舗が電子書籍を取り扱うとしたら・・・スキームの構想と具体案
などです。
引き続きよろしくお願いします。
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