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白昼鈍行の車窓から

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夏休み初週。バイトも部活も何もない5日間。リュック一つで日本に飛び出した。
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#夏だからやってみた

白昼鈍行の車窓から【1日目篇】(8月エッセイ①)

白昼鈍行の車窓から【1日目篇】(8月エッセイ①)

1.出発当日の深夜 バイトから帰宅して、なんとなく寝る気がしなかった。時計を見るともう1:00を回っている。寝てしまうと行きの長い鈍行の中で寝れなくなってしまうかもしれない。寝れない鈍行は地獄だ。地域によっては延々と同じ雰囲気の景色を眺めないといけないし。始発は4:56。これに乗るとゆとりを持って大阪に着けるし、途中に寄る名古屋で高校の同期とひつまぶしを食べれるかもしれない。そんなことを思いながら

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白昼鈍行の車窓から【準備篇】(7月エッセイ①)

白昼鈍行の車窓から【準備篇】(7月エッセイ①)

0.プロローグ よく言えばゆっくりとした、悪く言えば遅い人生だとは思う。心配性なんだか仕事が遅いんだか、止まって止まって、何事にも時間がかかった。勉強もバイトも部活も。仕事が早いやつと思われたいからコソコソと早め早めに長〜い時間をかけて終わらして、「めっちゃ早くできました」感を出して生徒会の仕事をするのは快感だった。苦手な世界史は問題集に何時間かけても完璧な予習はできなかった。部活だって慣れるまで

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