【子育てエンタメ日記】〜思春期の疲れた体〜
〜思春期の疲れた体〜
金曜日に息子は夕方の6時45分に帰ってきた。
帰ってきてすぐにお風呂に入る。
そして、すぐにご飯だ。
ご飯を少しだけ食べて、ソファーに横たわる。
そのまま5秒で寝た。
翌日にはテニスの試合がある。きっと部活でしごかれて疲れているのに違いない。
とりあえず、寝かしとこう。
宿題は大丈夫か?
明日明後日は休みだから、今日はやらなくても良さそうだ。そのまま寝かしとこう。
お風呂も入ったし、あとは歯を磨けばとりあえずいけるかぁ。無理に起こさない方が息子の為だ。
そして、数時間後。
寝ている息子に声をかけるが無反応。当然だ。
体を揺さぶるも効果無し。
翌日にはテニスの試合がある。
歯磨きは諦めてこのまま寝かそう。疲れているから仕方がない。こういう時もある。
しかし、問題がある。
息子の部屋は2階だ。
起こさなければ布団では寝れない。
また、声をかけるが起きない。
しょうがねぇなぁ、息子を運ぶか。
よいしょ!
あれっ!
動かない!
どういう事だ?
はぁ、息子は思春期だ。
パパの感覚はまだ小学生をイメージしている。
軽々と運べるイメージだ。
しかし動かない!
そして起きない!
これは無理だ。
息子を2階に運ぶ事は不可能に近い。
どうする?
パパはどうするんだ?
自問自答が続いた。
よし、2階へ運ぶのは諦めよう!
しかし、ソファーで寝るのは疲れが取れない可能性がある。
息子の事を思うのなら、せいぜい布団を用意しなければ。せめてもの親の思いだ。
お客様用の極上の布団を探しだす。
どこを探しても〝極上〟の布団は見当たらない。
勘違いだ。パパの妄想か?
家に極上の布団なんて無いじゃないか!
仕方なく、いつも寝ている布団をソファーの下にセットした。
後はそのまま、ソファーから転がすだけだ。
ちょっと待て!
息子を転がすだと!
おまえはアホか!
着地に失敗して息子がケガをしたらどうするんだ!もっと大事にしろ!
ん?
何だ、死んだオヤジが言っているのか?
やはり一人では無理だ。
おーい!ママ!
ちょっときてくれー!
パパは頭の方を持つから、ママは足の方を持ってくれ。
「せーの!」
「よし成功だ!」
思春期の疲れた体を動かすのは大変だ。
思春期になると肉体労働がはじまる。
トレーニングを怠ってはだめだ。
2020.9.14
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