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アウトプット失恋読書日記24

細雪 / 谷崎潤一郎

まだグズグズ失恋を引きずっていた頃、離れて暮らす妹もどうやら付き合っていた人と別れた、と聞いた。

妹は姉と比べて恋愛を真っ当に経験してきた子なので、何人か過去に付き合っては別れているようである。
最近の相手は、年も年なので、もしかしたら結婚するのかな?と思っていた。
うーむ、しかしうまくいかなかったか。

久しぶりに帰省して会った。妹は明るく、湿っぽいところを全く見せず、しっかりして見えた。妹ながら偉いなあ、と感心した。それに比べて私の不甲斐ないことよ。

細雪では、四姉妹のうち三女が嫁いでおらず、四女が先に嫁ぐのは差し障りがある、と家中が心配しているところから始まる。ひと昔の名家は、大変である。

私は三姉妹の長女で、別の妹の次女はとっくに結婚している。
我が家は名家でもなんでもないし、もう私は恋愛も結婚もどうでもいい。三女の妹には幸せになって欲しい。


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