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vaundyが菅田将暉に託した糸とは?1日の終わりに心を静めてくれる「惑う糸」の魅力について

最近気づくと口ずさんでいて、耳から離れない曲があります。その曲は、菅田将暉の「惑う糸」です。

今年の6月にリリースされて、少し日が経っているのですが、どんどん曲の沼にハマっている状態です。

静かで少し地味な曲ですが、石を地道に叩き割っていき、聞く人それぞれが自分のカタチにしていけるような深い味わい方が出来る楽曲です。

具体的なその良さを3つにまとめてみました。

①曲の中を漂うトーン〜難解なテーマを超えて〜

この曲はNEWS ZEROのテーマソングとしてvaundyが描き下ろしたものです。菅田将暉とvaundyのコラボと聞いてはじめはヒーローもののような明るくて前向きになれる曲を想像していましたが、全然違いました。

曲全体はシリアスで、静寂な世界が流れています。「よく分からないな」というのが初めて聞いたときの正直な感想でした。

しかし、数日経ってからまた聞きたくなり、それを繰り返していくうちに、1日の中でこの曲のトーンを必要とする時間帯が現れて、聞かずにはいられない、口ずさまずにはいられなくなりました。

私の場合とくに夜に聞きたくなることが多く、1日の終わりにこの曲を聞くと心が静まります。

②中毒性のあるギターのリフ


イントロから流れるギターのリフが特徴的です。ずっとそのメロディが背後で鳴っていて、この曲の基盤を築き上げています。

中毒性を作っているのもこのメロディが理由だと思います。軽快で跳ねるようなフレーズなのだけれど、どこか哀愁もある。相反するものが同じ線上でふりこのようにふれている面白い音です。

③MVに込められた意図


MVでは、vaundyが初監督を務めていてそこも見ものです。不思議な内容で、あの菅田将暉を冴えない少年として撮ろうと思ったのが意外でした。

フィルムが燃えるというのには、どういう意味があるのか、最後に変身してギラギラになるのは何を表しているんだろうかと考え出すと深くて。

わたしは、フィルムの花に水をあげているシーンが好きです。無機質なものを愛でている感じというか、そもそもフィルムが花って面白いなって思います。

まとめ


はじめはどう聞いたら良いか分からなかった1曲でしたが、聞くごとにシリアスで正義感がある中にも、突き抜けた楽しさだったり、発見があることを感じさせてくれます。

タイトルの「惑う糸」はMVを見ていると複雑な社会を表しているように感じましたが、菅田将暉の以前出演した映画「糸」にも掛かっているともみれます。

この作品は言葉じゃなくて感覚で自分の中に落とし込んでいく部分が大きいなと思うので、ぜひ聞いた人の解釈で新しい発見を体験してみて欲しいなと思います。


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