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令和の夫は「留守」じゃダメ

\浜松ジェンダーラボ/⑤

浜松男女共同参画推進協会 理事 近藤佳美
[浜松百撰コラム] 2022年5月号掲載 (出所)浜松百撰

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「亭主元気で留守がいい」というCMがあった。昭和だった。
令和の今は、亭主は留守では困る。

例えば育児。昨年の男性の育児休業取得率は12.7%と過去最高だが、希望しても取得できなかった男性も約4割。あいホールの講座でも「会社には育休を言い出しにくい」という夫たちの声をよく聞く。

今年は改正育児・介護休業法が段階的に施行される。
注目は、子の出生後8週間以内に4週間まで休業が可能な『男性版産休』。

出生前後に夫婦で子育てをすることは、妻の負担を減らし10人に1人と言われる<産後うつ>から妻を救うことになる。
産後1年以内における女性の死因1位は自殺であることも知っておいたほうがいいだろう。

育児期の男性対象講座で話す夏目先輩パパ

この時期は幸せな家族になるための分岐点。
夫の家事育児の関与度合により妻から夫への愛情が変化するという調査もある。

令和の女子大学生の9割は夫に育休を取って欲しいと思っているらしい。
亭主元気で留守番がいい。

NPO法人浜松男女共同参画推進協会
浜松市を拠点に男女共同参画、ジェンダー平等、女性活躍推進などの課題に取り組んでいます。浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)の管理運営を担っています。
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