見出し画像

生理ブームがやってきた

\浜松ジェンダーラボ/②

浜松男女共同参画推進協会 理事 近藤佳美
[浜松百撰コラム] 2022年2月号掲載 (出所)浜松百撰

*******


今、第3次「生理ブーム」がきている。

第1次は月経(生理)を不浄視する慣習を公に廃止した明治時代、第2次は日本ではじめての使い捨て生理用品「アンネナプキン」が登場した1960年代。第3次の今は、漫画「生理ちゃん」の人気をきっかけに生理をよりオープンに語り、みんなで生理を知ろうという波がきている。

テレビでは生理に関する番組が急増。動画サイトでは女性タレントが生理を語ったり、男性が生理を疑似体験したり。月経カップやナプキン不要の吸水ショーツなど新しい生理グッズの登場もこのブームを後押している。

さらに経済的な理由で生理用品の入手に苦労する「生理の貧困」問題にも関心が寄せられ、多くの自治体が生理用品を無償配布した。

あいホールの生理を学ぶイベントでの展示

あいホールでも、生理に関するイベント開催や実態調査をした。
生理用品の展示を前に老若男女が生理についてオープンに語り合う姿は新鮮で驚きだった。

生理は社会を変える…かもしれない。

NPO法人浜松男女共同参画推進協会
浜松市を拠点に男女共同参画、ジェンダー平等、女性活躍推進などの課題に取り組んでいます。浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)の管理運営を担っています。
WEB:https://danjo-hamamatsu.jimdofree.com/
FBページ:https://danjo-hamamatsu.jimdofree.com/