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辞職旅#7. ターンポイント小樽

2012年1月7日土曜日、東京出発4日目...
年末辞職後、ローカル線限定の東日本&北海道フリーパスで去った一人旅。

1day:東京(上野)→古河→宇都宮→黒磯→郡山→福島→仙台→一ノ関→盛岡(カップル泊)<自宅最寄り駅含めて9回乗り換え>

2day:盛岡→八戸→青森→蟹田→木古内→函館→森→長万部→洞爺(地元に恵まれ閉めた宿で素泊まり)<8回乗り換え>

3day : 洞爺→東室蘭→苫小牧→登別→札幌(ネット喫茶店泊)
<3回乗換え>

4day : 札幌→南小樽(ビジネスホテル泊)<1回乗り換え>

東京を出てから北に北に進んで4日目

一人旅に慣れたといっても、

寒さ、体力、節約、そして孤独という自分との闘いの連続で

少し集中力がふらふらするとする時期

雪だらけの真っ白の風景と寒さは以前と同じだが、

同じ状況でもやはり

札幌という都会イメージの枠は

何となくホッとする気分を感じるのはしょうがないかも。

実は、昨夜ネット喫茶店の個室(と言ってもパーティション柵だけ)で

寝ようとしたが、赤ちゃんの泣き声でなかなか眠れなかった。

最初は赤ちゃんの泣き声を恨んだが、

なぜ赤ちゃんがこんなところで泊まらなきゃと考えたら…

赤ちゃんお連れの若いママはきっと,

そのなりの訳があるだろうと…

いう鑑賞的な気分もあったが、

結局、目が赤いまま起きた。(-_-メ)

今日はとにかく歩こうとした。

雪の道は

足首に力が倍かかる

ここで発見

何だろう?

東京では想像もできない

横断歩道前に付いているこの正体は

砂袋

ふりかけご飯の様に砂を撒きながら道を進む。

市民に対する気配りの知恵袋だなぁ。

ブラボー、札幌市

旧本庁舎→北海道大学→札幌ビール博物館→小樽

のルートで小樽以外は徒歩で泣き声聞きながら決定。

Boys, be ambitious!

クラーク博士

幼い娘と遊んでいる若い父親

何か心が温かくなる場面で足が止まった。

ディズ二-アニメーション以外実物には初めて出会ったキツツキはお仕事に夢中

スキーを楽しむ市民

珍しい風景はここでは日常らしい。

そして

歩いて、歩いて

札幌ビール園に到着

ご苦労様と

石原裕次郎さん

長嶋茂雄さん

福山雅治さん

黒木瞳さん

西田敏行さんが

懐かしい顔を見せる

贅沢な気分のここまでで

札幌駅で小樽へ向かう。

自分

真冬の中、キラキラとと輝く小樽の夜

ハガキで見た運河の夜景に出会う。

シャッターを押す指が震える寒さだが

それにしても十分

価値あり、納得できるこの夜景

鏡の様に映る運河

寒さで時間が止まった気分

何とか非現実的な瞬間だった。

海から吹いて来る冷たい風は

どんどん自分の背中を押した。

歩きながらリアルタイムで情報を山ほど得る今の時代だが、

2012年当時はまだスマホの時代ではなかったので

事前に調べたネット喫茶店が見つからず、

代案だった、ビジネスホテルに向かう。

この度は小樽がターンポイント

余裕があれば札幌からもっともっと西へ進みたかったが、

この東日本&北海道フリーパスの期限は10日

帰り道を考えるとここまでだ。

明日からは帰り道

この寒さより厳しい現実が待っている

だが、明日は明日

今は小樽の寒い夜を楽しむ。

自分の人生もターンポイントになる様に!

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