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これからも

どこかへ行ってしまった人たちへ
私のことを忘れてくれていますか
戻れないふるさとみたいに
私のことを思っていないでしょうか
名前もきっと思い出せないでしょう
好きな季節も覚えていないでしょう
いつか遠いどこかの国で
風がぶつかるみたいにまた巡り合う日を楽しみにして
私のことを祈ったりなどしてないでしょうか
この地球の砂の数より多い星同士のようなふたりが
出会ったことだけでも素晴らしいなんて思ったりしていないでしょうか
この街は光と影がくりかえしやってくるだけの街
私はここに、これからもいる


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