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【イベントレポート】「デビューの軌跡と作家のキャリア」に参加しました。

5/6開催の「デビューの軌跡と作家のキャリア」に会場参加しました。

正直これ系のイベントは参加しつくし、学びつくしたと個人的には思っていました。また、「〆切的に今年は間に合わない」と応募を諦めていました。

つまり失望しながら参加したんですね。

そんな私ですが、参加して数分で「行ってよかった!!」と感動しました。

本記事では私に刺さった部分のみを抜粋してお届けします。気になった方は、ぜひアーカイブをご覧くださいね。

▼まさかの秋谷さん本人に、本記事をシェアしてもらっちゃいました!

(秋谷さん、本当にありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!)



本日の学び

「作品ごとにオリジナルサントラを作っている。作品ごとの切り替えに便利」
「あらすじが上手い人は、企画書を作るのも上手い。編集者との打ち合わせにも強い」

などなど、細かな学びが満載の90分でした。いい質問が多く、質問タイムの最後まで濃い学びが得られたと感じています。

特に印象深かったものは、以下の4つです。

①短くていい。短いほどいい。

応募する際、気になるのが文字数。note創作大賞の文字数は、だいたい2~14万字です。書籍化を考えれば、10万字は欲しいところですよね。

しかし新川さんが「短いほどいい」と仰るではありませんか。

「応募作が多いから、読むのが大変。それに長編だと、“長編に求められる面白さがある。短編に自分の書きたいものを詰め込んだ方がいい」

「本当にそれでいいのか?」と私は疑いました。しかし次の言葉を聞いて納得!

「『ナースの卯月に視えるもの』は受賞時、2万5千字ですよ」
「改稿で文字数を増やせる」

なるほど! 受賞段階では「面白そう!」でいいのか!

審査員ならではの回答に、私の目から鱗が落ちました。だから私は「読み切り」だと思って短編を書くことに決めたのです。

よく考えたら、10万字の長編を1本書くより、2万5千字の作品を4本書いた方がチャンスが多いですよね。それにどの作品が人気があるかの調査にも使えます。

現在使いたいネタは多いけど、どれも10万字書く体力や時間がありませんでした。しかしそれが、かえって強みになるとは。

書くきっかけをくれたnote創作大賞に、背中を押してくれたゲスト二人に感謝です。

②何が大事か…もうすでに記事化している

秋谷さんが書いた記事が優秀すぎると、note編集部内で話題になっているそうです。

▼話題の記事はこちら

私も読んだのですが、これが無料で読めるのが驚きです。

「特に大事なことを3つだけ選んでください」という質問により、選出されたのが以下。

3 ジャンルを熟考した!
5 絶対に一作品は完成させた!
7 あらすじにこだわった!

※理由は記事に書いてある通りです。ぜひご一読ください。

さらに新川さんが追加したのが「2 商業で闘うんだろ?という覚悟を決めた!」。これができるだけでもエライのだとか。

この話を聞いて、私は「自分は逃げている」と気づきました。

「読んでもらいたい」や「書籍化したい」など言っておきながら、「自由にやりたい」とアウトローを気取ってました。でも結局それって、プロになる覚悟がないだけなんですよね。評価されるのが怖いんですよね。その弱さに気づき、愕然としました。

プロになるかはさておき、物書きとしてこの覚悟ができる人は強いと思います。デビューや書籍化は一旦置いておいて、自分の弱さに真剣に向き合いたいと思います。

③キャラがいい人ばかりになるの対処法

秋谷さんも悩んだことで、「キャラがいい人ばかりになる」があります。私は書いたキャラが全員クズになるので、むしろ羨ましい限りですが。

この回答が、なんとも鮮やかでした。

全員違うベクトルのいい人にしよう。お互いの「いい」の信念の違いから、衝突が起きる。いいと思っている面の悪い面というか、別の見え方が生じる。

無理に嫌な人を書くのではなく、そのキャラの「いい所」を突き詰めよう。

色んないい人のパターンを持っておくのもいい。

なるほど! 確かに「寡黙だけどいつも見守ってくれる」「元気がない時に構い倒してくれる」など、優しさにも違いがありますよね。これなら嫌な奴に見えず、物語に一波乱起こしてくれそうです。

④「いい人ばかり」だから「物語が表面的になる」のではない

そもそも上記の質問は「キャラがいい人ばかりで、物語が表面的になる。どうしたらいいか」でした。

それに対し、新川さんが投げかけた問いが「いい人ばかりだから表面的なのか?」です。

この問題の本質は「主人公が苦労してない」ではないかと。
主人公に都合がいい展開ばかりで、だから周りも優しい人ばかりになるのでは?

解決策は、主人公が大変な状況になればいい。例えば「山小屋で遭難」していたら、周りがいい人ばかりでも気にならないはず。このように、主人公を追い込むのが大事。

参加した私がこれからすべきこと

まず秋谷さんのnoteを再読します。できていない部分を洗い出して、改善していきたいですね。

次に応募先を決めます。私は児童文学が好きなので、正直どの賞も違う気がしています。ネタ的にはファンタジーなので、ファンタジー小説部門かなと。

どんな作品が求められているか、リサーチしてからネタをブラッシュアップします。

今書きたいネタが4本あるので、読み切り感覚で完成させたいですね。時間があれば、以前出した企画書たちもブラッシュアップして応募したいです。

▼よかったら読んでね

GWは終わってしまいましたが、note創作大賞はまだ始まったばかり。今年も一緒に楽しみましょう!


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