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恵方巻きという文化

今日は2月3日、節分ですね。ちなみに、大岡越前の日でもあるそうです。

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さて、節分。

私が子供の頃は節分というと、豆まきをして、歳の数だけ豆を食べる(「マメに生きろよ」の意味もあり)、という風習だったんですが、ここ10年ぐらいでしょうか、全国的に、恵方巻きを食べる習慣になりましたね。

もともと恵方巻きは関西ではポピュラーだったそうですが、それが全国に広まったと。

恵方巻きがすっかり季節の風物詩となってますが、文化ってこういうように作られていくんだなあ、と感じています。

市井の人びとが、季節の風物詩を積み重ねていくと、今までなかったようなことでも、それが文化として定着して残っていくんだな、と。

ハロウィーンもそうですね。個人的にはこれは日本では絶対定着しないだろうと思ってましたが、すっかり季節のイベントになりました。

ただ、最近は、そろそろ西洋文化に浸るのではなく、日本文化も見直してみたらどうか、と考えるようになってます。今日、そんなことを考えながら、恵方巻きをモグモグと食べました。

恵方巻きって、日本の食文化をよく表しているなあ、と。海苔で巻いたごはんの中に、いろんな具材を入れて楽しめる。今日食べた恵方巻きは、なんと、数の子も入ってました。おにぎりにも似た効率的な食事ですね。西洋だとこれがサンドイッチになるんだろうな。

東北東を向いて、黙々と恵方巻きのいろんな具材を食べながら、こんな美味しくて、繊細かつ豪華な食事って、和食ならではだと思います。

海外でその国の料理をたくさん食べてきましたが、和食ほど繊細で美しい料理はないですね。しかもヘルシーで美味しくて。

和食も日本の文化。今後は、季節のイベントも日本の暦に沿ったものを味わっていきたいと考えています。ぼたもちだったり、ちまきだったり、お正月のおせちだったり(食べることばっかりじゃないか)

こういう季節のイベントは、日本の文化や食文化を改めて見直す良いきっかけとなりますね。


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