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引越しでフェリー乗ったらめちゃくちゃ自律神経整った


この度、12年お世話になった関東を離れて
岡山県に引っ越しました🍑

なんで岡山かは追々書く(多分)けど、
今回引っ越しでフェリーを利用したら
めちゃくちゃ最高だったので
ひとまずそれをシェアしていくよ!


▼なぜフェリーでの引越しを選択したのか


今回利用したフェリー

今回利用したのが"オーシャン東九フェリー"という
東京→徳島→九州を繋いでいるフェリーで、
今回私達は東京→徳島間の18時間を過ごしたよ!

フェリーっていうとなんか
高いとか富裕層みたいなイメージあるけど、
オーシャン東九フェリーは想像よりもリーズナブル。

公式サイトでは予約の前に
料金シュミレーションも出来るよ!

オーシャン東九フェリー公式サイト

時間はもちろんかかるんだけど、
新幹線代+宿代とか考えたら
割とこっちもありじゃない?って思えるかも
(必然的に一泊になるので!)


なんだかんだフェリーが一番リーズナブルだった


車2台、人間2人、犬1匹を一気に移動させる方法となると自走フェリーしかない。
自走は埼玉→岡山700キロの道のりを
30年ものの旧車で無事辿り着ける保証もないし、ガソリン代も馬鹿にならない。
てか私高速慣れてないからめちゃくちゃ怖い。

30年ものの旧車たち

車だけは陸送業者に依頼という手もあるけど、
陸送費って1台分だけでもめちゃくちゃ高い。
今回移動したい車は2台だし、
その車には引っ越しの荷物がパンパンになることが予想されたから
業者が受け入れてくれるか微妙だったし。

実際パンパンになったし
カバーがちゃんと掛かるように角を調整しながら積んだ


何よりフェリーって乗ったことないから興味あったし、
費用を調べたら思ったより高くない!ってことで
フェリーでの引っ越しを決行するに至ったのである。
(ちゃんと見積もり出した訳じゃないけど、
今回の移動距離で普通車1台を陸送する費用の相場と
今回のフェリー代合計、ほぼ一緒でした。キャー)

▼乗船当日レポート


ここからは当日の乗船するまでのレポになるので必要ない人は飛ばしてね☆

自分で行くと決めたものの当日めちゃくちゃ緊張する


東京からフェリーが出ているとはいえ、
出発点の有明港までは自分で運転して行かなきゃいけない。
都内の運転に慣れていない私は
それだけでもう心臓バクバク。
ちゃんと乗船時間に間に合うかな、、
余裕持って向かうけど乗船まで車停めておけるのかな、、

こんな状態で関東最後の飯だ!って
大好きなサラダバーがあるお店に行ったけど、
緊張しすぎて全然食べられなかった。
バーなのに。

改めて見たら食欲ない人の量じゃねぇな


その後も緊張が解けなくて、
パッと思いつきでキシリトールガムを買ってずっとカミカミしてたら
なんか落ち着いて運転出来た。
ありがとうキシリトール。
(翌日アゴが筋肉痛になったのでよっぽど噛み締めてたっぽい)

そして無事到着


港ババーン!

本日お世話になるフェリーしまんと!


心配していた駐車スペースは
フェリーへの乗車待ちって感じで
何の問題もなく停められたし、
変わった車が集まってオレンジ黄色ミーティングみたいになった♪

一際目立つかわいい車たち


発券機のあるビルもすぐ側にあって、
乗船受付もめちゃくちゃスムーズ。
というか発券機ロビーなんてほぼ無人なので
スムーズどころの騒ぎでない。

え、本当に出港する?って思うくらい人がいなかったけど、
乗船時刻が近づくにつれ車も増えていきました。

乗船待ちワクワク


ちなみに電車でのアクセスは
東京ビッグサイト駅が最寄りで、
そこからバスorタクシーで向かう感じになると思う

歩いたら遠いかも



お待たせしました!

ここから本題のフェリーレポしていくよ!

▼良かった点

①客層がいい


東京〜徳島(または九州)という
これだけの長距離移動、
一般的には新幹線とか飛行機で
なるべく早く到着する方法を選ぶ人がほとんどだと思う。
そして、その中には旅行の人もいれば仕事で向かう人もいる。
お疲れ顔のビジネスマンの横で
旅行のワクワクしたテンションを
全開にするのはなんとなく気が引ける。

てか何より人が多いと旅行に行く前から疲れる。

しかしながら、フェリー旅はそこが大きく違う!
先に書いたように、フェリーは移動手段で言えば最も時間効率が悪い。
18時間が移動だなんて、土日休みとかで
サラッと遊びに行きたい人からしたら
タイパが悪すぎるので選ばない。

そう、だからこそ
フェリーを選ぶお客さんは時間と心にゆとりがある人たちなのだ!

新幹線で感じる急かされるような空気は無く、
船の中はずっとゆったりした空気が流れている。

車を停めている時に前後になった
カッケェ車のマダムが話しかけてくれたんだけど、
どこで休みたくなるかわからないから
宿も取っていない(休みたくなったらその場で予約する)、
帰る日にちも決めていない旅をしに行く
って話してくれて
めちゃくちゃいいなって思った。

②景色が最高


フェリーの見どころといえば何よりこれでしょう。
出港からはしばらく展望デッキにいたんだけど、
東京から離れていく時に
キラキラした夜景が徐々に遠ざかっていく様はまさにエモ。(語彙力)
ゲートブリッジの下を通っていく気前の良さも♪

ライトアップされてキレー


東京だけでなく、
川崎とか横浜の脇も通り過ぎていくから
あそこはどこだ!?とか
地図と照らし合わせながら夜景を楽しめるのもいい。


朝一番の朝日を海の真上で浴びられるってのもめちゃくちゃ良かった。

右側の人、消しゴムマジックで消したい


何より、時速40キロの船で
潮風に当たりながら景色(ほぼ海)を
ただボケーっと眺めているっていう時間

最高すぎて自律神経整った。

③オーシャンビュー風呂


②と少し被ってしまうけれど
お風呂はなんと窓付きで、
湯船に浸かりながら海を眺めるという
なんとも贅沢な体験が出来た。
どこでも窓をくり抜きゃ海って
冷静に考えたらめちゃくちゃすごいことだよな。

HPより、公式写真


夜は寝落ちしてしまったので朝風呂に入ったんだけど、
他にお客さんがいなくて実質貸切だったし(ラッキー)、
窓から海もしっかり見えたので結果オーライだった。

もし湯船に入れない時とか
共同浴場が苦手な人でも、
シャワールームがあるので安心。
(ただしシャワールームに窓はないよ >_< )

④食べ物もアメニティも充実


オーシャン東九フェリーはレストランなどが無いけれど、
その代わりにありとあらゆる自動販売機&必要な電子レンジ等が揃っていて、
このスタイルは名物にもなってるらしい。

ズラーッ
自販機の商品ごとにレンジとボタンが
指定されているのすごい
今夜私がいただくのはこちら
量は少なめだけどめちゃ美味かった


さすがにサラダとかの
フレッシュなものは無いので、
気になる人は持って行っても良いかも。
(部屋には冷蔵庫あるよ!)

食べ物だけでなくアメニティや酔い止めが
売られている自販機もあって
書い忘れや緊急の時も安心だよ〜

⑤設備も割と充実


リーズナブルなフェリーとはいえ、
設備は思ったより充実していて
"痒い所に手が届く"とはまさにこのことか〜!
というのを実感。
コインランドリーやキッズスペースも完備。

扉もついてるし無料で使える(DVDは持込のみ)


なんとめちゃくちゃ綺麗なパウダールームもあって感動!

広々メイクできるの嬉しいね

船の先端に良き窓もあったんだけど、
22時くらいから窓が閉鎖されていたので
翌朝に朝日を浴びに行きました

夜に星とか見れたら最高だな〜(てか顔やば)

▼惜しかった点


❶ペットは部屋から出られない


これが一番の残念だった点かな、
なのでデッキで一緒に海を見ることは出来ない。
確かに、柵の幅は人間は通れないけど
犬ちゃんは余裕で通れそうな幅だったので、
万が一の事故を避けるには仕方がないのかなと思った( ;  ; )

こんな恐ろしい注意書きもあったので、
海の上は危険もあるんだなと少し気が引き締まった。

お部屋の窓からも外は見えるので
海だよ〜って一緒に見ることは出来たけど、
ペットOKルームの窓の外側は
デッキに行く通路も兼ねていたので
ちょいちょい人の通りがあるのも気になった。
(人通り自体は少ないしわざわざ立ち止まる人もいないけど)

窓に手ついてんの可愛い


上記でも書いたようにレストランは無いので、
食事を部屋で済ませることも出来るから
犬ちゃんのお留守番を減らせる点はいいなと思った!

❷喫煙所の換気は微妙?


たぶん客層にもよると思うんだけど、
私が乗った時は自衛隊御一行も一緒だったので
喫煙者がすごい多かった。
喫煙所に常に数人いる感じ。
なので換気が追いついてなかった可能性は充分あるけど、
一本吸って出てきただけで頭から爪先まで
全部たばこ臭くなったのには参った。
ただ、喫煙所にも窓があってオーシャンビューなのはよかったよ!

臭くなければ永遠に居られる空間


❸お土産屋さんの営業時間が短い


一応インフォメーション脇にこじんまりとしたお土産屋さんがある。
品数も多くないけど、東京、徳島、九州
そしてフェリーのそれぞれのお土産が最低限おいてある感じ。
ここの営業時間がけっこう変わっていて、
数時間おきにしかやっていない。
ご飯食べたら見に行こうか〜!とか言ってたらしれっと終わってる。
フェリーのお土産は乗船記念で日付を記入する
御朱印(御船印)とかキーホルダーもあったので、
気になる人はタイミングを見計らって寄るべし^ ^
(日付記入できる系のお土産っていいよね…!)

▼注意点


①船は普通に揺れる

今回のフェリーは太平洋航路だったし
天候もかなり良かったので波は落ち着いていたけど、
それでも揺れを感じない訳ではない。
なので乗り物酔いしやすい人は酔い止めがあると安心。

そう、安心なのはもちろんなんだけど、
酔い止めを飲んだら
"フェリーに揺られながらお酒でも飲もう!"
というのが出来なくなって悔しい思いをした。
酔い止めを飲んでから調べたんだけど
酔い止め×お酒めちゃくちゃ相性悪いらしい。
そりゃそうだ。

悔しいのでノンアル買ったよ!
あ、ビールの自販機もあるよ!


そして、足元がおぼつかないような揺れはほとんどないけれど、
車に乗ってる時のような感覚はずっとあるので、
ゆりかごみたいな効果を発揮して夜はみんな寝落ちした(笑)

うちの姫様もこのとおり


他の会社のフェリーや悪天候の場合は
もしかしたらもっと揺れるかもしれない。
(とくに日本海側は荒れやすいみたいなので注意らしい)

②乗船中は車には戻れない


車を停める階と宿泊者が過ごす階は分かれているんだけど、
船が動き出したら車の階には戻れないので注意が必要。
今回は幸い必要最低限のものは
持ち出していたので大丈夫だったけど、
車ごと乗車する場合は予め必要なものを一つにまとめておくと楽かも。

③展望デッキは夜遅い時間、悪天候時は出られない


夜中は人が少なそうだから行ってみようぜ!
という私たちのような人間を牽制する為か、
22時くらいには展望デッキへの通路が通れなくなってた。惜しい。
でも多分真夜中に通る航路はマジで海の上で
真っ暗でしかないのでそんなに景色が良いものでもないかもしれない。と言い聞かせる。

悪天候時は夜中以外も
デッキに出られなくなるみたいなので
フェリーに乗る日は晴れであることを祈りたいね。

▼with ペットルームの紹介🐶


オーシャン東九フェリーは
カプセルホテルのような寝台のお部屋から
大人数が泊まれるお部屋まで幅広く対応しているけど、
ペットと一緒の部屋で泊まりたい!という場合は、
この"with ペットルーム"というお部屋を選択することになる。

(※ペットホテルのようなケージが沢山ある別部屋にペットだけをお泊まりさせる(会いに行くのは自由)という選択肢もあるんだけど、私はなるべく一緒に過ごしたいので一緒のお部屋を選択。)

お部屋はこんな感じ!

シングルよりちょっと狭めなセミシングルのベッドとペットケージ、冷蔵庫
ゲージは大きめ、扉はないので抱っこで出入りする形になる
お皿にはチュールタイプのおやつが置いてあって
犬ちゃんへの心遣いにも感動、、!


あまり期待していなかったけど
思ったよりお部屋が広くて、
犬ちゃんがお部屋から出られないのは
たしかに残念だったけど、
これくらい広さがあればちょっと遊ぶくらいは余裕だし、
窮屈な思いをさせずに済んで良かった◎

我が家では普段はケージを使わずに
過ごさせているのでケージを使おうか迷ったけど、
もしおしっこを失敗したらフェリーの揺れで
おしっこが部屋中に暴れそうだなwと思ったので
排泄しそうなタイミングだけケージの中に入れて、
排泄出来たら部屋の中を自由に過ごしてもらいました。

早くも寛ぎ、ベッドは持参した方が◎
ケージは慣れてないので居心地悪そう(笑)
ちなみに電波の入りが悪いので
テレビはほぼ見られないと思ってよい


▼フェリー旅、ハマりそう


記事にするにあたって
念のため惜しかった点も引っ張り出したけど、
全体的にめちゃくちゃ最高な船旅だった!

引越しまで作業・期間が超大変だったので
ただの移動手段としか考えていなかったフェリーが
まさかの癒しの時間になるとは思わず嬉しい誤算。
車や荷物の心配もあったけど、
結果的に超快適に移動できちゃったし
これからも長距離移動の時は利用していきたいと思った。

あと、犬連れはとにかく
公共交通機関に乗るのに気を遣うので
個室で一緒に過ごせるっていうのはめちゃくちゃデカい◎

何より、私みたいな海にあまり縁のなかった人間は
目の前に海がある〜!というだけでテンションが上がる(笑)

なかなか馴染みがない手段ではあるけれど、
時間が許すのであればぜひ
フェリーでの旅を検討してみてね〜

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