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私、グレました13話


小学生の時から親友だったあっちゃんが
「一緒の部活にしよ」と言ってきた。

でもあっちゃんは運動系は苦手だった。

私はバレー部...と思ったがもうトラウマがすごくて迷った。

また反対されるとも思った。

テニスもやってみたかったし、バレー仲間だった強い3人組のうちの2人はテニス部にすると言っていた。

でもあっちゃんといろいろ部活見学に行った時に

「吹奏楽部にしよ!」と言われた。

なんか断れなくてめっちゃやる気なかったけど
とりあえず家に帰って親に相談。

「え?運動部じゃないん?」とことみさんに言われて

(は?あんなにバレー反対したくせに?)と思った。

この人に話してもと思ってお父さんに

「吹奏楽部やってみる」と言ったら

「お〜やってみ!」と即返事をもらえたのでそのまま入部。

あっちゃんとは別の楽器で練習も別々だった。


たがしかし....





これがほんっっっっっっとうに楽しくなかった。

私には向いてないとすぐ分かった。

廊下の階段の所で練習してる時に、テニス部が階段で走り込みをしていて度々すれ違った。

元バレー仲間だった2人と目が合う度に
「頑張れ!」とお互い励まし合ったりした。

もう辞めたいわ。こんな部活。

私の輝かしき中学生ライフの幕開けがこんなんでいいのか....

小学生の時のような楽しくない学校生活をもう送りたくない。

辞めよ。


つづく

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