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「カープ電撃移籍!秋山選手の男気と、“職場選択”の基準」

こんにちは。良ちゃんこと良平です。
現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていくというとビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介からのシェアをブログに纏めています。
前回は、私のこれまでの記事の中で一番多く取り上げている「退職」にまつわるテーマで「退職代行サービスって使えるの?」について書かせていただきました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

今回、先日取り上げたプロ野球選手・秋山翔吾選手が広島東洋カープへの移籍を決断するという、プロ野球好きな方にとってのビッグニュースがありました。正直、私もびっくりしましたが、なぜ、新人時代からメジャーに渡るまで在籍した西武ライオンズに戻らなかったのか?私なりに推察し、改めて秋山選手が好きになったという終え方で書いていきたいと思います。


秋山選手にとって一番大事なのは、年棒ではなく「チャレンジ」

今回、秋山選手がアメリカから日本へ復帰するにあたり、西武・ソフトバンク・そして広島の3球団が獲得に名乗りを挙げました。まず、3球団競合になるあたり、さすがに市場価値が高い選手だなと思います。
正直、私は古巣の西武に復帰するかなと思っていました。西武ライオンズの看板選手だったので、育ててもらった恩義に応える形をとるかなと。(そもそも、こういう考え日本人は好きですよね)
ソフトバンクは、報道では一番年棒が高いと言われていました。プロ野球選手にとっては、年棒は大事です。現役時代はそう長くないわけで、引退後のセカンドキャリアの道も厳しい中、活躍しているピーク時にどれだけ稼げるかはとても重要です。そういった面で、資金力のあるソフトバンクの強みは好条件を提示できる点だと思います。
しかし、秋山選手は西武でもソフトバンクでもなく、広島を選びました。なぜか?私は大きく4つあると感じています。

①WBCで共に国を挙げて戦った菊池選手がいる

菊池選手は、メジャー移籍も目指していたほどものすごい守備の達人で、1年間エラーなしという日本記録を打ち立てた名二塁手です。
菊池選手と秋山選手は、2017年のWBCで共に侍ジャパン日本代表として同じユニフォームで戦った事がありました。さらに秋山選手のポジションは外野で菊池選手は内野手。守備の時の連携を密にとる関係なのです。
やはりそこは阿吽の呼吸、意思疎通がスムーズにとれる間柄であればこれほど心強い事はないでしょう。さらに、菊池選手は秋山選手より年下にも関わらず、いじる事ができる。それほど仲が良く、信頼関係があり、何より大きいのは菊池選手が潤滑油となり早くチームに溶け込める。野球はサインプレーや連携プレーの多いチーム戦です。こういったチームへの順応のしやすさ、共に日本代表として戦った戦友の存在というのは、大きな判断材料になるのではないかと思います。

②レギュラーが確約されていない競争へのチャレンジ

西武は秋山選手がメジャー移籍後、空いたセンターのポジションの穴を埋めきれていません。つまり、秋山選手が西武復帰=レギュラー確約と言ってもいいのです。慣れ親しんだ場所に戻れるのは選手にとってとてもありがたい事です。一方、ソフトバンクも三顧の礼で出迎えるので、レギュラー確約はほぼ間違いなかったはずです。
しかし、秋山選手は「居心地のいいチームより、より成長を目指せる場所に行きたい」という事で、すでに広島には調子がよくて試合に出場している外野手3人の中に実力でポジションを勝ち取りに行こうとしているように思います。実際、その自信もあるからこその、今回の選択だと思います。

③未経験のセ・リーグでの野球にチャレンジ

秋山選手がかつて所属していた西武はパ・リーグで、広島はセ・リーグ。リーグが変わると野球のスタイルも大きく変わります。同じパ・リーグなら、秋山選手がバリバリ活躍していた3年前の投手も多くの現役で残ってますし、ある程度知ってる投手を相手に戦えます。今のプロ野球はデータ野球なので、秋山選手も投手の球種や特徴なども活用しながらプレーする事が可能です。
しかし、セ・リーグは交流戦があるものの、対戦する回数がとても少ない。さらにDHがなく投手も打席に立つので、代打のタイミングや投手の交代などで試合の流れが大きく変わる局面もあります。
この3年で主力となった、秋山選手が知らない中継ぎ投手との対戦も増えるでしょうし、パ・リーグにいないタイプの投手にも対応しなければなりません。
(パッと出てきたのが、現在防御率トップでアンダースローの阪神・青柳投手)
つまり、セ・リーグは秋山選手にとってアドバンテージは少ない環境と言えます。それでも敢えてそこを選択した秋山選手。もちろん、報道にある3年契約で総額5億という契約もものすごいですが、
結果的に提示された年棒が一番安い広島に決めたのも、秋山選手の飽くなき向上心や、まだまだ野球選手として進化していき、活躍していきたいという強い気持ちの現れであるように思います。

④広島の熱意と2000本安打への強いこだわり

3球団からのオファーがある中で
秋山選手が広島に入団の決め手となったのが「2000本安打、もうすぐだね」という、自分の大切にしている記録の達成を全力でサポートしてくれるというアピールに心を打たれたそうです。
本日、秋山選手こ入団会見がありましたが、何度も「結果が全て」「後輩に教えている場合じゃない」と、すごくチャレンジャーの姿勢が見て取れました。
特別扱いはなし、いち早く戦力になる、そんな覚悟を感じました。

個人的には、秋山選手の移籍が決まった時点でアップされていた「里崎チャンネル」は面白かったです。様々な見解で今回の移籍を解説してるので、見てみてください。

秋山選手、がんばって欲しい。でも巨人戦では眠ってて欲しい。
そんな都合の良いコメントはありませんが(笑)、秋山選手を一ファンとして、これからも活躍する姿を見たいと思っています。

次回は、私の話で「転職エージェント、自身7回目の転職初日で感じたこと」について綴っていきます。お楽しみに。


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