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転職でやっちゃアカン!シリーズ~ブラック企業を見分ける方法~ ①求人票編

こんにちは!良平こと良ちゃんです。

現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていくというとビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介からのシェアをブログに纏めています。
これからの時代、企業寿命の短命化や少子高齢化に伴う定年制度の限界などから、いつでも転職できる「転職能力」が求められると考えており、転職能力を身に付ける人の輩出に寄与する事により社会貢献に繋がると信じ、できる範囲から情報発信を行っています。

今回の投稿から再び、転職シリーズに戻ります。職業探しをされる方にとって、気になる方はかなり多いのではないでしょうか。それが「ブラック企業」です。入社して「こんなはずじゃなかった」「ブラック企業じゃないか」とミスマッチで後悔しないよう、防げるポイントは抑えておきたいですよね。
もちろん参考までに、という前置きになりますが、かなりボリュームが多いため、2回に分け

ブラック企業を見分ける方法を
「求人票編」「面接編」
で綴っていきます。
ますは「求人票編」です。皆さん転職に興味があったら最初に目にする求人票から予め見分ける事ができる「ブラック企業の求人の、3つの特徴」について触れていきます。


(1)求人の掲載期間が長い

転職サイトに掲載されている求人情報からも、ブラック企業を見分ける事ができます。
特徴として、長い間ずっと掲載されている点が挙げられます。これは、退職者が多く入れ替えが激しいため、常に求人を出しているというケースです。
もちろん、マッチする人財
(一般的には人材なのですが、材料的で使い捨ての表現に感じて個人的には好まないので、有能な財宝である人財という漢字を敢えて使います)
が見つからずに掲載し続けている場合もありますが、求人を掲載するための広告料は数十万かかりますし、途中で採用方針を見直して一旦クローズするのが一般的なので、ずっと掲載されているのは不自然なパターンが多いです。

(2)「ブラック企業」のサインとなるキーワード

いくつか、「これ、ブラック企業かも?」というキーワードがあります。中でも分かりやすいテーマを4つ、紹介します。

①「アットホームで距離が近い」


確かに社員間の距離が近く、コミュニケーションが活発である可能性が高いです。しかし、注意したいのは、業務時間外の飲みや社内イベント、土日の付き合いなどが多い可能性も隠れています。もし、働き方の価値観でビジネスライク(仕事とプライベートを分けたい)を希望される方にはミスマッチのリスクがあります。

②「若手が大活躍」


これは極論、若い人が多いというより「そもそも社内にベテランが少ない」可能性があり、離職率が高めで育成の役割を担う中間層が少ない、だから育成しづらく定着率が低い、という負のスパイラルになっているところもあります。
実際、私はかつて20代半ばの時に勤めていた会社で求人広告の取材対応をした経験があります。「活躍している若手」という意図で起用されたのですが、実は求人掲載がスタートした2週間後、会社が倒産したのです。求人を出して会社の拡張しているようにカモフラージュするというとんでもない手法も存在します。これは極端な例でめったにないとは思いますが、私はこの経験から「若手が活躍」というような表現があるかどうか、疑ってかかるようになりました。

③「頑張れば頑張った分だけ評価される」


確かに会社は学校とは異なり、成果を上げれば評価される結果・成果主義です。しかし、この表現は額面通りに受け取ると危険です。
今では少なくなったかもしれませんが、結果出すまで帰れない、頑張る=長時間労働、残業代で稼ぐ人が多い社風、である可能性があります。
例えば営業職の人の場合、休みの日にも顧客から個人携帯に電話が鳴り、対応する事が多いという事情があったりもします。私も通信会社の営業時代、土日も稼働している顧客からインターネットが止まったり電話が使えないなどのトラブルの際は、個人の携帯に電話がかかってきてる事もしばしばありました。もちろん、そういった対応の積み重ねで顧客からの信頼を勝ち取り契約に繋がる事もありますし、大切な部分もあります。しかし、大切なのは事前に知った上で自分が納得しておくことが大切です。入社して「こんなはずじゃなかった、」という事は、防きたいですよね。

④給与の表記

  • 代表的な表記として、「年棒制」「固定残業代」「裁量労働制」などがあります。これは、平たく言うと「どれだけ残業しても、給料は一緒」という意味が隠れている可能性大なので注意です。もちろんきちんと評価して査定で昇給する会社もたくさんあると思いますし、あくまでも傾向ですが
    もし未経験OKで年収が高い場合は、長時間労働が風習になっているケースもあります。
    そして補足ですが、求人票の「月収」の基本ルールは押さえておいていただきたいです。

    月収=基本給+残業手当+役職手当+住宅手当+その他手当

  1. という計算になります。重要なポイントとして、賞与(ボーナス)は基本給ベースで算出されることがほとんどです。基本給が低めに設定され、残業手当(ここを固定残業代と表現して高額に設定)、やたらと〇〇手当が多い場合は、注意してください。賞与額が少ない可能性が高いです。
    また、〇〇手当の支給実績なども確認が必要です。会社の制度としてあっても、実際どれだけの社員が手当を受け取れているのか?名ばかりのものもあります。さらに〇〇手当が残業代の代わりになってる、なんてケースもあります。
    どこまで事前に確認できるかは難しいですが、こういったヒントが求人票に書いてあることが少しでも認識してもらえたら嬉しいです。

(3)平均残業時間

目安として、平均残業時間が月30時間以内の場合は、ある程度ホワイトかと思います。そして、平均残業時間が60時間以上ともなってくると、1か月が20日稼働と想定して1日あたり3時間以上の残業と、かなりの長時間労働を強いられるかもしれません。さらに「平均」なので日によってはもっと長時間の残業をする日もあると覚悟しておいた方がいいでしょう。
また、設けられてる部署や職種が多い会社も、注意が必要です。
一般職は、基本的に定時退社が多いです。経理は、締めにあたる月末月初は残業が多く、それ以外は落ち着いているなど、職種によって特徴は異なります。
ましてや、求人票に載っている平均残業時間は「会社全体の平均」の場合が多いので、総合職や営業職の人の実態が薄まってしまう事もあります。
また、申請されていないサービス残業は反映なしとなっている事もあり、実態より短い記載になっている事もあります。
私も、よく把握しないまま(正確には、確認が甘かった)入社して「接待が多い」「土日休みと聞いてたのに休日出勤が多いじゃん」など、ギャップに直面した転職も経験した上でエージェント活動を行うようになったからこそ、経験から情報を読み取れたり推測できるようになったので、お読みいただいた方にはできるだけミスマッチの転職はして欲しくないと考えております。

転職に興味を持っている方や、転職する予定の方が一番初めに目にする求人票について、書かせていただきました。

次回は、実際に書類選考をパスして臨むことになるとても重要な面接においてブラック企業かどうか見分けるポイント(ミスマッチのリスクを減らす方法)について綴っていきます。お楽しみに。


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