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ガスコンロを掃除する

私は基本的に、掃除が嫌いだ。
いや、別に嫌いというわけではない。
やったら気持ちよくなるのは分かってるのだ。

でも、「好きでは無い」ことは確かだ。
別に好きじゃないし、面倒くさい。

やらなきゃいけないことは分かっていても、どうしても億劫で出来ないことってあるよね。

掃除。
歯医者。
宿題。
ふるさと納税。

宮崎駿がプロフェッショナルで言ってた。

「大事なことは、大抵面倒くさい」
って。

こういうのは、勢いが大事。
本当に大事。

勢いでしかできないと言っても過言ではない。

どんなに億劫なことでも、ずっとやらなきゃと自分を責めたてていると、ふとしたタイミングで「行ける」時がくる。
その時に、腰をあげられるか。踏み出せるか。
これにかかっている。

この前、数ヶ月ぶりにガス台を拭いた。

ガス台、本当に拭けないのだ。

分かってる。
こんな積年の油ハネや小ネギがちらばったところで料理なんてすべきじゃないと。
分かってるよ。

面倒くさいんだよ!!

でも、それを拭けたのだ。
軽くだけど、その軽くでだいぶ綺麗になった。

そうだ、ちゃんと掃除しなきゃと思うからよくないのだ。

こういうのは、ちょっと何かを落とした時に、ついでにササッと全体を拭き取る、くらいを毎週続ければいいだけなのだ。

汚れてきたな、と思ったら、ササッと全体を撫でておく、くらいでいいのだ。

それをやれ重曹がないとやれクエン酸をかけてとか考えているから、いつまでたっても掃除できないのだ。

ちょっと拭いただけで、ガス台は見違えるほど綺麗になった。
元が汚すぎて。

それだけで、料理する度、キッチンに立つ度、少し目に入るだけで、もう気持ちいいったらありゃしない。

逆に言えば、汚かったときは見る度に気が滅入っていたのだ。

こんな些細な行動で、気分がこんなに変わる。
毎日の積み重ねで、気分がどんどん明るくなる。
人生が幸せになる。

ああ、掃除って大事。


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