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こどもたちの大冒険~スクールバスDebut

先日、仕事中に微かな異音が聞こえました。
どこかでずっと鳴り続けています。

これはもしや…
スマホのバイブ?

もしかして私のスマホ!?

急いで自分のバッグを開けると、スマホの画面が光っています。

慌てて手に取ると、画面には「自宅」の文字。
学校から帰った長男だとすぐ分かりました。
放課後は2人でスイミングに行く予定です。
これはきっと何かあったなと思い、仕事中ですが電話に出ます。

「(長男)あ、お母さん出たっ!!」

「(長男)お母さん大変や、次男が!!!」

長男の慌て様にぞわっとしました。身の毛がよだつ程。
え、次男がどうした!?
もしかして帰って来てない!?それとも怪我!?

「次男が、学校に、ゴーグルと帽子忘れて来とるんやけど!!」


ズコー!
もうね、体が崩れ落ちました。



昨年から始めたスイミング。
実は、今年から子どもたちだけでスイミングのスクールバスで通うようにしたのです。
長男が次男をお迎えに行き、2人で家に帰り、宿題をして、プールの準備をして、また2人でバス乗り場まで歩いて向かいます。
登下校以外で、初めて子どもたちだけで出かけます。
そう、どきどきの大冒険なのです。

「次男のお迎えからお願いね、一緒に行ってあげてね」
「次男が飛び出したりしないよう、見てあげてね」
「鍵もしっかりね。」
と長男に頼り切りの我が家。

そんな長男が大慌てで電話をかけてきて、
「次男がゴーグルを学校に忘れてきた!!」です。
もう力が抜けて笑ってしまいました。

「笑いごとじゃないよ!お母さんゴーグルないんよ、やばいけん!」

うんそうやな、ごめん、笑ったらいかんな。
責任感のある長男は、忘れ物をした次男に憤っていました。
きっと次男はお兄ちゃんに怒られて、しょんぼりしてたことでしょう。
長男は「僕が弟をスイミングに連れて行かねば」という使命感で満ち溢れてます。
そんな中でイレギュラーな事態をきちんと報告してくれました。仕事の出来るやつだ。

落ち着け。
とりあえずスイミングに2人で向かって、事務所で借りれるか聞いてみて。
もし借りれるなら借りて、帽子なしで泳げないなら次男は見学しますって言いな。

私がそう話す間も、長男は電話口で「うん、うん」と真剣に聞いてくれています。
なんて頼もしいお兄ちゃんなんだろう。


電話を切ったあとも、ずっとこどもたちのことが気になりましたが、仕事を抜け出すわけには行きません。
とりあえず早く帰れるようにマッハで業務に取り掛かります。



しかし親の心配をよそに、こどもたち2人で楽しくスイミングに行くことが出来たようです。
2人でバス乗り場まで行き、お友達みんなとバスを待ったって。
バスに乗ってスイミングに言って、事務所できちんと「弟が帽子とゴーグルを忘れました」と長男が言ってあげたみたい。
そして無事に貸し出し用の帽子とゴーグルをゲットし、楽しく泳ぎ回ってきたようです。

「お兄ちゃん!!すごいじゃん!!」
「えー!長男、『お兄ちゃん』したんやね、頑張ったんやね!!」

しかもしかも、
「(長男)お母さん、聞いて驚くなよ、宿題終わっとるけん!!」
聞くと、出発前に宿題を終わらせたそう。
しかも、次男の宿題にはいつも私か夫が付き添っているところを、今日は長男がついて見てあげたみたい。

「え宿題終わっとん!?次男も!?えーすごい!」
「長男が次男の宿題見てあげたの!?ありがとう、ほんまに助かる!」
「次男!次男もがんばったね~!えらい!かっこいいぞ~!」

もう本当にうれしくて。
長男もにっこにこで報告してきてくれて、とても嬉しそうだった。
こどもたちだけで頑張ったっていうその事実が物凄く嬉しい。
達成感でいっぱいだよね。
2人とも成長しかない。
100点満点どころか、2人とも1億点満点や~!!

いつまでも小さい子だと思っていた我が子たち。
いつの間にか2人でしっかりスイミングに通えるようになっていました。
こちらは内心ずっとドキドキしていましたが、かわいい子には旅をさせよってことですね。
男子(女子も)、三日会わざれば刮目して見よ~!

本日のBGMは、B'zの『熱き鼓動の果て』です。
LIVE-GYMももうすぐ開始ですね。
もうすぐであなたに会える!

鳴り止まない 熱き鼓動の果てに
僕たちは何を見つけるだろう

恐怖を知っても その足をとめないで
その痛みを 僕が消してしまおう 今

離れても この胸に いつでも 届いてる
風は揺れ 大地揺れ 生命を揺らして 響く

モウスグデ アナタニアエル…

B'z『熱き鼓動の果て』

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