ダンサーとビジネスプラン
ダンサーの計画性について
多くのダンサーやクリエイターと呼ばれる方々の計画性にはある共通した特徴があります。
それは計画の組み立て方です。
ダンサーやクリエイターの方々の計画の組み立て方は「積み立て式」と言って、1つ積んだら次に乗せるモノを考える。そして選び取ったモノを積んでいく形で、良く言えば柔軟性が有り、臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりの出たとこ勝負です。
この計画の組み立て方は1つ作品の完成度を追求する上では非常に良い効果を発揮しますが、もちろん短所もあり、ビジネス向きではありません。
具体的に長所と短所を挙げると
長所
・予定に縛られていないのでフットワークが軽い
・試してみないとわからないモノに対して対応しやすい
・ミスがあっても修正しやすい
・こだわり続けられる
短所
・タイムスケジュールが崩れる
・完成度以外の目標が達成しにくい
・キリが無い所に行き着いてしまうので時間が足りない
・時間をかけ過ぎた結果完成度のピークを超えてしまうこともある
これらの要素を元に陥りやすい例をわかりやすく図で説明すると
このようなイラストで示せます。
青のブロックでズレてしまった所を黄色と緑のブロックで修正したが、こだわり過ぎてしまい、結果として目標の斜線のあるところから大きくズレてしまった。
このような経験をされたことのある方も多いのでは無いでしょうか。
他にも、納得いく出来の作品を作れたが、納期に間に合わなかったと言う例もあります。
自分だけでなく多く利害関係者(顧客も含む)とともに動くのがビジネスです。そのため、一つ一つの目標が達成出来ない事やスケジュール管理が出来ていない信用問題に繋がり結果、ともに動いてくれる味方がいなくなり続けられなくなるのが現状です。
では、ビジネス向きの計画の組み立て方はどう言ったモノなのかを説明します。
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