アハジャンキーにご用心
おはようございます。
社会福祉士×ダウン症児パパのTadaです。
Tadaのイントネーションはマカ(なんかあのギンギンになりそうなやつ)と一緒です。
小噺です
食欲の秋…からの食欲の冬。
終わらない食欲の季節。
どうしてだろう、秋や冬って美味しいものがたくさんある気がする。
そんなこと言って、春も夏も美味しい物はたくさんなんだけど、秋から冬にかけて美味しい物を食べるようなイベントが多いってところにもこの思考に至る原因があるのかもしれないとか考えてる。
とにかく美味しい物が沢山で幸せだ。
昨日は妻の料理教室。焼きリンゴを作っていた。当然僕もありがたくいただける。
焼きリンゴには紅玉というリンゴが一番適しているらしい。程よい酸味、熱を加えても崩れない強さがポイント。
出来上がった焼きリンゴの上にバニラアイスを乗っけてシナモンをかける。
デリシャスでデンジャラスな食べ物の完成だ。
そんな訳で僕はとても幸せな日々を過ごしている。
ひとつ懸念すべきは体重。
朝起きて洗面台で顔を洗う。
ふと、鏡に映る自分を見ると当たり前のように浮腫んでいる。
今年は新たに
プチ断食をしている時は浮腫まない
ということに気付いた。
「やっぱぼちぼちプチ断食もスケジュール組もうかな」
とか考えながら久しぶりに体重計に乗る。
…
違った。
浮腫んでいるのではない
太っているのだ
一生美味しいご飯を食べて生きていくために、一生健康でいたい。
できるところから調整していこうと感じたのであった。
さて本題
世の中たくさんの情報が溢れかえっている。
だから情報をGETしようとすればどこまでも情報が取れてしまう。
…
ように見える。
自分の自由に情報をとっているようで、その実、自分が欲しい情報しか取りづらくなっている。
そこには
エコーチェンバー現象と
フィルターバブル現象という二つの現象が
関係している。
簡単に説明すると、
エコーチェンバー現象は
自分に似た意見がたくさん表示される現象
フィルターバブル現象は
好みとは違う結果が表示されない現象
詳しく知りたい方は総務省のHPをどうぞ。
とまぁどう足掻いてもこれに抗う術はないと僕は割り切っている。
どう割り切っているかというと
「俺は偏っている!」
と心の中で時々叫んでいるのだ。
そうすることで偏った自分を認め、自分が絶対正義であることを捨て去ることができる。
情報なんて自分の欲しいものだけ集めても簡単に溺れることができる。自分の情報や価値観が正解である保証なんてどこにもない。
と、その上で今日はもうひとつご用心をご紹介。
それがタイトルにもある
アハジャンキー
たくさん情報が溢れているから
少し好奇心もったり意識高くしたりするだけで
本当にたくさんの日常とは違う刺激に出会える。
世のインフルエンサーはそういった術に長けている人が多い。
人が好奇心を持ちやすくし
人の意識を高くしやすくし
日常とは違う刺激に出会えるようにする
(別にインフルエンサー嫌いではありません。むしろ好きだしリスペクトしてます)
自分で選び、認め、丁寧に
その情報や刺激のひとつひとつと向き合えているならそれは良いことだと思う。
けれどそんな事ができているほうがきっと少ない。
たくさんのインフルエンサーが発信している情報に触れ、多くの閃きや気付きを体験すること日常的に出来る環境に身をおける。
アハ体験
という言葉を知っているだろうか?
脳科学者の茂木健一郎さんが提唱する人間が、ひらめきや気づきの瞬間に「あっ!」と感じる体験のこと。
脳の神経細胞が一斉に活性化されるらしく、個人的にも好き。
ただ、アハ体験ばかりを続けていてはいけないとも同時に思ってて、アハ体験の先に
心の底からの感化
ってやつが必要なんじゃないかと思う。
「この人の言葉が刺さった!」
「この発言から閃きを得た!」
「この知識が気付きを与えてくれた!」
これに快感を感じ依存している人たちのことを
アハジャンキーというらしい。
アハ体験自体は結構なことだ。
僕もよくあるし求めている。
しかし、時々振り返っては自分に問いかける。
「それは自分の人生に活かせているだろうか?活かせ続けているだろうか?」
押し寄せてくる波のように情報が溢れているからこそ
自分の未来にとって、どの情報をとり、信じ、活かしていくかを根本に持っておくべきだと思うし、なんなら「それ以外の情報はとらない」くらいの整理も必要だと思う。情報の断捨離だ。
日本には丁度いい言葉が昔からある。
腑に落ちる
たくさんの刺激を受けることは悪いことではないけど、腑に落ちることこそが心からの感化であって、これこそが生きていく上でアハ体験よりも大切なものなのではないだろうか。
人にはそれぞれキャパがある。
だからくれぐれもそれを超えないように。
そうしないとアハジャンキー化の一途を辿るのみだ。
もし心当たりある方はいきなり全部生活を変える必要はない。
できるところから調整を。
そうやって書いてる僕も常々意識して
調整していきます。
おわり。
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