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終映迫る。ラストラン

いいいいいい、行ってきました、シン・エヴァンゲリオン(3回目の鑑賞)

わたしが最初にエヴァに出会ったのは、確か小学生のころ。クラスに一人はいる変わり者というかアンダーグラウンドというか、一風変わった趣味を持つ男子、がたまたま幼馴染だった。

家から徒歩10分くらいのところにある個人経営の古本屋…幼馴染はそこでエヴァの漫画を少しづつ買い集めていたようで、この漫画すごく面白いんだ、僕はレイが好きでアスカは嫌いだ、僕の前でその名前を出さないでくれ、イライラしちゃうんだ…という今考えると「きゃーっ」と言いたくなるようなこっぱずかしいことをよく言っていた。(私は???と思いながら聞いていた)
彼はアニメは見てたんだろうか?多分見ていたと思う。当時すでに地上波の放送は終わっていたので、ビデオを借りていたのかな。まだ「巻き戻し」が文字通りテープを巻いて戻す作業だったころだ。あの「ふいーん」という独特の音は今でも思い出せる。

そのときの私はまだ少女漫画にしか興味が持てず、がっつりエヴァを認識するのはもっと後、中学を卒業するころになるが、それにしたってもうかなりの月日がたっていることになる。そもそもQとシンの間に8年あるんだもんな…

Qを鑑賞したときの仲間たちとはもう疎遠になり、今や故郷すら後にしたわたし。3年目くらいまでは公開をドキドキしながら心待ちにしていたのだけれど、社会人に身をやつしてからはその熱狂も遠ざかり…まあもういいかな、ああ、そんなものもあったね、くらいに気持ちも落ち着いてきたころ、ついにシン・エヴァンゲリオン公開です。本当にありがとうございました。

世の中には8回10回見に行きました!みたいな猛者もたくさんるようだが、私は昨日で3回目。1回目はさすがに涙ぐんだ。ああ一つの歴史が終わったのか、私はそこに立ち会ったんだ…という感動、最後にながれるbeautiful worldの歌詞…もしも願いかなうなら、君のそばで眠らせて…シンジくんの成長した姿、そして女性たち。

2回目の鑑賞で人生初4DXを体験し、特典第2弾をもらい、もうこれで満足かな、これ以上はわたし的にはもう野暮かなあ、と思っていた。しかし、先日最後の特典が発表になった時思った。まだ終われない、と。
土曜日、深夜0時のチケット争奪戦を勝ち抜き、行ってきました3回目。もう無理かと思っていた特典第3弾も、まだ残っていたらしくもらえた。(アスカとレイのリバーシブルポスター)ありがたい…

いやもうなんかすべてありがたい。パリ市街地戦冒頭が公開された時も思ったけど、ただただありがたい。尊い。
美しい絵画も建造物もそしてこのような映像作品も、同じ人間が作ってるんだからすごい。神様が作ってくれたんじゃないんだよ。(いやある意味で神だけど)同じ人間の中にこういうものを作ろうと思ってくれた人がいて、あまつさえ公開してくれるなんてね。本当にありがたい。ありがとうございました。

目当ての特典、「薄い本」も最高どころのさわぎじゃない。3回目いってよかった。この作品を見せてくれただけでもありがたいのに、こんなものまで作っていただけるなんて本当感謝感激です。あめあられです。

最近仕事が微妙で、仕事が微妙ということは私生活の大半が微妙ということですごくつらいのだが、働いてるからこういう楽しみが持てるんだなあ、と思うと、こうやってどうにかやっていくしかないんだなあ、といささか浮上できるので、本当、ありがとうございました。(お礼ばっかり)

薄い本、ぜひ劇場へ行って手に入れてください!


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