大好きな作品を生かすか殺すか
皆さんは好きな映画や漫画はありますか?
昨今、特に映画業界で感じるのですが、伝説的とも言える名作の続編やリブートが非常に多くないですか?
これにはいくつか理由があると思います。
・ビッグネームならば、ある程度収益が見込めるから、予算が出る
・新しいアイディアが出てこない
・ファンサービスをすれば喜ぶだろうと、足元を見ている
といった理由でしょうか。
これらの続編・リブートの中には、トップガンのように非常にクオリティが高く、観客からの支持が熱いものもあります。
一方で、多くのファンが失望するような、トホホ作品も数多くあります。(個人的に、ジュラシックワールド3作目が死ぬほどガッカリしました)
こういったダメな続編が出ることで、素晴らしかった旧作すらも、汚れてしまった、シリーズ全体のクオリティが下がってしまったと、感じることはありませんか?これまでの私はありました。
ですが、もう有名作の続編等の制作は止めることができません。
「死んだはずのあの人が復活!」「数十年ぶりにアイツが再登場!」
こう言った謳い文句は制作会社の大好物だと思いますし、もしかしたらファンの大半は待ち望んでいるのかも知れません。
「俺たちのあの名作を汚さないでくれよ」勢は少数派なのかも知れません。
けれど、こう言ったムーブメントがあるからこそ、作品が死なずに、話題に出続けるんじゃないかという側面もあります。確かに一理あります。
かといってどう考えても駄作の続編・リブートを、手放しで喜ばなければならないのも違います。
我々は大続編時代の海のど真ん中にいます。作品をどう受け止めるのかは、結局のところ観客次第です。ですから、自分の中で折り合いを付けて、自分の中で結論を出す必要があるのです。
つまり、「俺の中の〇〇は2で終わっている」とか、「あの作品の続編はもう観ない」と言った自分ルールを作成し、自分の思い出の中で楽しむしかないのです。
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