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今日の発見🔍 廃用症候群

うどん県OTのだんです。

日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。

主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

廃用症候群

今日は右片麻痺の方との発見です。

ご病気になって3年ほど経過した方です。

麻痺側はよく動くけど、いつも「動かない。できない。」と否定的な表現が多い方です。最近になってようやく「少しは動くけど・・・。動くのは分かるけど使えない。」といったように動くことはわかってきたようでした。

そこでチャレンジ!

私:「肘曲げて💪」

患者さん(以下 患):「いや、無理やわ🤷‍♂️」といいながら曲げてみる。

私:「いけるやん!次は伸ばして!」

患:「ふー」と言いながらも伸ばす。

私:「できたね」

患:「ハアハアしんどいわ😅」

私:「指折りはできる?」

患:「それは無理や」手指の分離運動は難しそう。

私:「じゃあグーパーを繰り返しますよ」

患:「・・・」無言で頑張る

私:頑張る様子を見守る

患:「ハアハアハアギブアップや🤣」

私:「指が柔らかくなりましたね」指の硬さがとれ、伸びやすくなってる!

患:「わからんわ😂」

はい。これも1種の廃用症候群です。

考えてみた

巷でよく聞く廃用症候群。

定義としては「身体の不活動によって引き起こされる二次的な障害の総称」とされています。

つまり、ご病気になって安静を強いられたとき、身体能力の低下や精神状態に悪影響を及ぼすことで、筋力の低下により歩けなくなったり、変化のない生活により、認知機能の低下やうつ症状などが出現することです。

昔は「筋力低下」などがメインでしたが、筋肉の伸張性の低下や骨密度の低下、排尿・排便障害といった様々な二次障害があると言われています。

今日の方は「神経系の廃用症候群」です。

麻痺側を使うことをしてこなかったがゆえの廃用症候群です。

そのため、再度神経系を活性化していかなければなりません。

あらためて勉強です📚

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