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創作、小説

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#ショートストーリー

手をつなぎたいだけなのに。

手をつなぎたいだけなのに。

かれこれ二十分くらい、彼を叩いている。

私と並んで歩く彼は、叩かれていることすら気づいていないのだろう。

「告白のチャンス!」と言われる三回目のデートで、驚くほどなにもなかった。

脈がないのか、私には判定できない。

「年下は苦手だったけど、アミさんは話しやすい」とか「僕の初恋の相手とも言える、漫画のキャラに似てる」とか、言ってくれるし。

というわけで、友人の恋愛マスターに相談したところ。

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