小学生回帰論～うんこで笑え～

　端的に言おう。うんこで笑え。

　小学生の頃は楽しかったなぁ～。ギャルからガリ勉までみんな仲良くて、ドッジボールで遊んで。学校の先生もみんな優しくて牧歌的な雰囲気で。そりゃあイジメやら喧嘩やら、トラブルは沢山あった。けど、最後には和解したのが小学校時代だった。今じゃLINEをブロックでおしまいさ。

　あの頃は受験もないから勉強なんていくらサボったってよかった。親や先生から首根っこ掴まれて勉強させられたけど、なんだかんだ脱走して遊んでた。もちろんこっぴどく叱られたけど、それも今から思えば良い思い出さ。

　受験の事も、ましてや将来のことも、なーんにも考えず、「友達」と「ゲーム」のことだけ考えていればよかった。

　親父からテレビを見せられて「勉強サボってるとホームレスになるぞ」と言われたけれど、なーんにも知らないノータリンのガキにはどこ吹く風。

　「戸塚ヨットスクールに入れるぞ」と脅されたこともあってその時は流石にビビったけれど、まぁ結局入れられなかったし大丈夫。戸塚ヨットスクールは横浜市戸塚区じゃないんだぜ。

　なにもかもが新鮮で、一日がものすごく長かったあの頃。

　怖いのはゲームを没収してくる親だけだったあの頃。

　永遠にこんな日々が続くのだと思っていたあの頃。

　うんこで笑おうよ。もう時代はあの頃に戻ることはできないけれど、心は戻すことができる。それは完全ではない。でも、僕らは子供の頃の心を全て失ったわけではないはずだ。今でもうんこはなんだかんだで面白い。でんじゃらすじーさんでクスリとする。その心さえ残っていれば大丈夫。恥ずかしがらず、うんこで笑おう。それが小学生に回帰する道だ。