だめライフのすゝめ ~すぐに送れるだめライフ!~
本稿ではだめライフのすゝめということで、すぐにでもできるだめライフ実践を紹介していきたい。
そもそも、だめライフとは何だろうか。簡単である。だめライフ、即ちだめ人生。"だめ"に生きればそれでいいのである。
人間、”良く”生きようとするのは難しいが、”だめ”に生きるのは至極簡単だ。人生というのは頑張らなければ自動的に”だめ”になるものだからである。それはダイエットと同じだ。気を抜けばすぐにリバウンドする。それは勉強と同じだ。サボればすぐに忘れる。
だめライフのすゝめとは、こうした「頑張らなければ自動的になる」状態を目指そうというのだから、これほど簡単なことは世の中にそうはありますまい。
では、具体的なだめライフ実践を紹介しよう。本稿は主に大学生を主要な読者として想定しているため、以下では、大学生を対象とした実践を紹介する。と、言ってもあまりにも単純なので紹介するのもバカバカしいのだが……
①授業に出ない
②バイトしない
③外に出ない
以上である。なにかを「する」のではなく、なにも「しない」。これこそがだめライフの最も典型的な実践だ。これならば、今すぐにでもできてしまう。今、外出中の人は家に帰るだけだし、なんなら在宅中の人はその場にいるだけでクリアしてしまう。
しかしこのような話をすると、こう反論がくることだろう。
「授業に出ないなんてありえない!ぼく(わたし)は、授業をサボるなんて背徳的なことはできない!サボろうと思っても身体が勝手に授業へ向かってしまうんだ!」
身体が勝手に授業へ向かう(バイトも然り)……なんと不幸な人!私はそんな経験していないのでこの症状を呈する人の気持ちは分からない。だが処方箋を出すことはできる。それは────。
”だめ”なヤツらとつるめ!
これに尽きる。ニッポンにはとてもいい言葉がある。「朱に交われば赤くなる」「類は友を呼ぶ」。そう、何者かになりたいのであれば、その何者かに既になっている人間、とりわけ集団の中に入ればいいのだ。そうすれば、すぐにあなたは何者かになれる。だめ人間になれる。
これをもう少し学術的な言葉で説明するとこうなる。
だめな界に入り浸り、だめハビトゥスを形成せよ
界とは、芸能界、政界、球界などの界と同じであり、「場」くらいに捉えてもらえればいい。一種の社会である。ハビトゥスとは、この界に参入することで自然と形成される「構え」「態度」である。進学校に行ったら周りの真面目な生徒に影響されて自然と勉強するようになるようなものだ。
つまり、「だめライフを送るには、だめなヤツらと深く関わればいい」ということである。
ヘンに衒学的になってしまったので結論を言おう。
「だめライフを送りたいならだめなヤツらとつるめ。そしてそれに最適なのが我らがだめライフ愛好会である」
もしあなたがだめライフに憧れているのなら、その夢の切符はすぐそこにある。そう、だめライフ愛好会のDM(ダイレクト・メッセージ)に。