“弱い”己を知る“強さ”
※本内容は、個人的な意見や推察が含まれております。あらかじめご了承ください。
一昨日の6月11日。ヤクルトスワローズは2018年以来のセパ交流戦優勝を決めた。
昨日の試合でも強豪ソフトバンク相手に高橋(奎)の初完封という最高の結果で勝利し、全体を14勝4敗。
パリーグ全チームに勝ち越しという驚異的な成績を残した。
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最近ではニュースやSNSなどでヤクルトの強さを賞賛するコメントが多く寄せられるようになってきた。
ファンとしては嬉しい限りである。
たしかに山田、村上を中心とした強力なクリーンナップ。
山崎、太田などの中堅の覚醒。長岡、内山(壮)などの若手の台頭。
投げる方では、石川、小川のベテランの安定感。
高橋(奎)、木澤などの若手の躍動。
今野、清水、田口、マクガフの盤石の中継ぎ陣。
近年稀にみる安定感と強さで、2位ジャイアンツと7ゲーム差でセリーグの首位をがっちりキープしている。(2022年6月13日時点)
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2020年から就任している高津 臣吾監督は、インタビュアーや記者の質問で必ず口にする言葉がある。
「目の前の一戦をどう戦うか、どう勝ち切るかを意識してやっている」
昨年日本一に導いた指揮官のこの言葉は、今年もブレることはない。
過去、ヤクルトスワローズは2015年にセリーグの覇者となって以来、2020年まで低迷し続けてきた。
2017年には96敗という屈辱的な記録も残した。
野球はサッカーなどと違い、一つのプレーで2点も、3点も取られる可能性がある。一瞬で勝敗が変わってしまう怖いスポーツである。
試合に勝っても、優勝しても、誰一人として驕らない。
弱かった己、野球の怖さを痛いほど知っているからである。
“慢心をしない”
それがヤクルトスワローズが手に入れた本当の“強さ”なのかもしれない。
また週末からペナントレースが再開する。
我々ファンも、チームが目の前の一戦に勝てるよう全力で応援しよう。
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