Aurora Awakes

唐突に始めた「ジャンルを問わず、好きな音楽をただ列挙するノート」第2弾。

今回は吹奏楽曲です。タイトルは「Aurora Awakes」
日本語では「オーロラは目覚める」とかで訳されることが多いかな。
10分以上の演奏時間があっという間に感じるほど、まさにひと耳惚れでした。

作曲者は、ジョン・マッキー(John Mackey)さん。
最近人気の方らしいけど、全然知らなかった…。
マッキーさんの曲は、お気に入りがたくさんできたので、
今度他の曲も紹介できたらいいな。

で、ここから本題です。
この曲のひと耳惚れポイントなんですが…
とにかく綺麗。これに尽きる。
綺麗な曲聴きたい人に超おすすめ(語彙力の限界)

…あまりにも雑な紹介になってしまったので、
何がそんなにツボにハマるのか、3つに分けて整理してみる。

その1:自然の壮大さを感じられる

本物のオーロラなんて見たことないけど、曲を聴くだけで情景が浮かびます。

イメージは、静かな寒空の夜。
山奥で人も少なく、澄んだ空気でいっぱいの空間。
そこから、徐々に光の気配が漂ってくる。
真っ暗だった景色に、少しずつ明かりが灯って、
気づけば辺り一面を覆い尽くすオーロラが…!みたいなね。
この曲聴きながら本物のオーロラが見られたら、幸せだろうな…

余談ですが「オーロラ」という名前の由来、ご存知ですか?
私知らなかったのですが、ローマ神話に登場する女神の名前からきてるんですね。
音楽を聴いてて、背景とか歴史を調べていると、
自分の知らないことの多いこと…色々勉強になります。。

その2:楽器が使い方が効果的すぎる

たとえば、序盤の静かな雰囲気を作り出すのは、クラのソロ。
何の気配もない真っ暗な空間に、
透き通ってるけど少し張り詰めてて、寂しい感じのフレーズが登場します。これが超最高。
クラだからこそできる表現だよね〜〜最高。


続いて、中盤以降注目すべきは、鍵盤系の活躍!
マリンバとヴィブラフォンの掛け合いが延々と続くんだけど、空のキラキラ感と、何か起こりそうなワクワク感が伝わってくるんです。

ちなみにここは、アイルランドのロックバンド「U2」の、
"Where The Streets Have No Name"という曲からの引用(らしい)で、マッキーお気に入りのフレーズだったとか。
イントロのギターのとこかな?ステキ。


…ちょっと脱線しましたが、鍵盤系の極めつけはピアノです!
(個人的にはこの曲のMVPだと思ってる)
時おり聴こえるピアノのキラキラした音が、雰囲気にピッタリで最高。

その3:楽器の重なり方が綺麗

この曲には変拍子がたくさん登場するんですが、
その中で、各楽器のフレーズが不規則に現れては消えて…を繰り返すんですね。
それが「いやいや…焦らしすぎでは?」っていう絶妙なバランスでしばらく続いて、終盤でようやくエネルギーが爆発する。
この一連の流れが好きなんです。

音の重なりの繊細さは、木管&鍵盤の細やかなパッセージで、
エネルギーの高まりと爆発は、金管のパワフルで煌びやかな音色で表現されてるように感じました。

ちなみに、ラストの和音について。
吹奏楽経験者の方、これどこかで聴いたことありませんか?

正解は、ホルスト「第一組曲」のシャコンヌ。
マッキーいわくこちらも引用(らしい)だそうで、
ラストの和音は、ほぼ同じ構成になっているらしい。
一組(特にシャコンヌ)大好き人間としては、最高のコラボです。。



以上3つ、どハマりポイントを紹介しました。

それぞれの特徴を活かした楽器の音色を堪能したい方、
外出自粛中だけど、広大な自然の雰囲気を味わいたい方、
ぜひ「Aurora Awakes」を聴いてみてください★

(参考 http://www.ostimusic.com/Aurora.php)