綿貫農園/50種類超えるイタリアン野菜。珍しい野菜の栽培は必ず挑戦がモットー
建築士から農家へ
群馬県高崎市に1.5ヘクタールもの畑を持つ綿貫農園。広大なその畑には、芽キャベツ、カーボロネロ、ロマネスコ、カリフローレなど、50種類を超えるイタリアン野菜が栽培されています。
自転車に乗って畑に案内してくれる綿貫さんは元建築士で、鉄骨の骨組みづくりなどを本業にしていました。15年ほど前に農家に転身し、ブルーベリーの栽培からスタートしたそうです。
農家に転身後、ブルーベリーを始め中国野菜や和野菜の栽培を行うも、需要がなかったり競合が多かったりしたことから、「もっとお客様が求めるけど作られていない野菜は何か」を考え始め、ビーツの栽培に成功したことを機に、イタリアン野菜の魅力にどっぷりハマっていきました。
当時はイタリアン野菜は珍しく扱えるレストランが少なかったものの、時を経て徐々に需要が高まっていき、「群馬県のイタリアン野菜の生産者といえば・・・」と名前が上がるほど今では大人気です。
綿貫農園の畑には「宝」がいっぱい眠っている
綿貫農園の魅力は「今何が栽培されているんだろう?」というワクワク感があるということ。綿貫さんと歩いていると、
「これはコールラビという地中海北部の野菜」
「ここ一帯は芽キャベツ畑ね」
「これはアピオスっていって北アメリカの食材。栄養価が高いから1日1粒までね!(栄養価が高すぎるから)」
このような感じで宝探しをしている気分になります。
そんな綿貫さんは次に挑戦する予定の野菜をまだまだ沢山リスト化アップているそう。次の予定はホースラディッシュ、ルダバガ、カラーにんじん、金時人参、 エシャロット、紫白菜など・・・既にイタリアン野菜の域を超えていますね。珍しくて誰も栽培していない野菜に出会うと挑戦しないわけにはいかないのが綿貫さんの魅力です。どんな野菜に出会えるかは、その時のお楽しみです。
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