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恐竜は考古学じゃないらしい

アイスブレイクって大事ですよね。この文章のことでなくて、お仕事の方。初対面同士の人が緊張をほぐしたり、打ち解けやすくしたりするためにやる大喜利大会。お題もらって3分話してね、みたいな。

少し前に何かの集まりでアイスブレイク(カッコイイ!)があって、誰かが考古学が好きですって話した。それでとっさに思ったのですよ、浅学なことに。ジュラシックパークって。

その方は古墳とか遺跡とか、そういうのを掘ってたんですって。あれ? 恐竜じゃないの?

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考古学と古生物学

とりあえず話を聞いた。面白かった。土器とか土偶とか、そういう話。考古学ってこう、人類史とか文化とかを扱うもののことを言うらしいと途中で気づいたので、恐竜の話は振らなかった。空気を読むエンジニアは貴重。

人類史とか文化とかを扱うなら恐竜は違う。文化とかないだろうしだいたいヒトじゃないし。発掘をしている人はだいたい考古学者と呼ぶイメージがあったのだけど、きっと対象で分類するのでしょう。それで考古学について調べてみた。

Wikipediaで調べると楽なんだけど、本当のことが書いてあるか分からないのでもう少し遡ってみた。主要な学問領域はだいたい学会があるはずなので、その辺から。いま流行りの日本学術会議から、学会の一覧を追いかけてみる。1)

とりあえず「古」がつく学会を漁ってみた。考古学研究会、古事記学会、古代アメリカ学会、中古文学会、東南アジア考古学会、富山考古学会、日本考古学協会、日本古生物学会、日本古文書学会、日本情報考古学会、日本西洋古典学会、日本中国考古学会、日本西アジア考古学会。

中も追いかけると、恐竜を扱うのは「日本古生物学会」らしい。上野の恐竜展をやってた真鍋先生も所属しているそうなので多分間違いない。

なので人文系が考古学、恐竜は古生物学! 分かってよかった!

※ 学会名が正規化されていなくて探しにくい。特になんでも「日本」つけるのやめてくれないかな。あるいは全部に「日本」ってつけてよ。
※※ なんで富山だけ別口で考古学会があるの。。。

46時間とどんな関係が

なんども書くけど、世のなかは押しなべて

y = f(x)

インチキな x を入れればデタラメな y が出るのが世の摂理。x は意味がないといけないし、f は x を正しく解釈できなきゃいけない。そうでないとオーバーロードでしくじるのです。pythonにそんな概念ないけど。

なので考古学とか古生物学とかの定義は大事。定義に誤りがあるといけないので公理、第一原理にさかのぼるの大事。結局は #原典にあたる 。そして真実はただの興味。楽しそうだったから調べた。

物知りであることは人生をより楽しくする、あるいは楽しい人生そのものである。2)

リベラルアーティスト(そんな言葉ない。そしてリベラリストではない。断じて)だからほら、こういうの引用してしまう。前回と同じ本で底が浅いけど。そう言っちゃうあたりがダブルに底が浅いけど。

だから何かというと

#原典にあたる が楽しかったのでまたやります、というお話。

引用文献

1) 日本学術会議. 協力学術研究団体. 最終アクセス:2021.1.17. http://www.scj.go.jp/ja/info/link/link_touroku_a.html
2) 戸田山和久. 教養の書 THE BOOK OF ENLIGHTENMENT. 筑摩書房, 2020, p.61

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