保育士の数値化を導入した新評価制度
「保育に正解はない」と言われるように保育士の評価は曖昧に感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は評価制度の悪い例と個人的に薦める保育士新評価制度についてのまとめをしていきます。
そもそも評価制度は何のためにあるのかの定義を整理したいともいます
成果に応じた評価を行うため
個人の成長を促すため
大きく分けてこの二つとここでは定義します。
まず悪い例として
私が勤めていた園では30近くの評価項目に対して
1:できない
2できないことがある
3:できる
4:人に教えられる
5:他の模範となれる
と自己採点→1次評価→2次評価をしていました。
加えて
自己目標(非数値化)を掲げ、それに対する評価を面談と共に行うというものでした。
一見、数字入っていてよさそうに思えますが
問題点をあげていくと
評価項目が多すぎて覚えていられない
上記に関連して、上司も一人一人の細かい行動まで正確に評価できない
事実に基づいていない
自分であげた目標が妥当とは限らない
達成の基準が曖昧になりやすい
などがあげられます。
では、私が薦める新評価制度とはどのようなものかというと
目標は上司が決める
目標は極力数値化する
目標は3~5個まで
結果をフィードバックする
目標未達ならマイナス評価を行う
それぞれ解説していくと
1、目標は上司が決める
ここでいう上司は1歳児クラスの保育士であれば
その保育士の普段の仕事を見ている1歳児クラスリーダーとなります。
なぜ目標を上司が決めるのかというと
部下やチームの成長にとって必要なことを
把握しているのが上司だからです。
目標は成長のためにあるので
達成がやや難しいものを設定します。
2、目標は極力数値化する
目標は結果を評価するためにあり
第3者が見ても明らかでなければ意味がありません。
そのため数値で表す必要があります。
新人保育士であれば
「手遊びを10個覚えて、お集まりで子どもたちに10回以上披露する」
「月案の修正率が20%以下になる」
などになります。
3、目標は3~5個まで
目標とは常に頭の中にないと行動に移せません。
覚えきれない数の目標があっても達成は難しいでしょう。
4、結果をフィードバックする
数値化された目標と事実を照らし合わせ
評価を行いましょう。
「なぜ自分はこの評価?」
「なぜあの人は評価される?」
等の誤解が生じぬよう
事実を確認しましょう。
5、目標未達ならマイナス評価を行う
達成できないことを0で評価してしまうと
0=現状維持
つまりこのままでも良いという誤解に繋がります。
マイナス評価により減給に繋がるという
現実がなければ
危機感をもって仕事をすることは難しいのではないでしょうか?
今回は評価制度の話についてお話させていただきました。
参考になれば、是非フォローやスキをしていただけると嬉しいです。
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