見出し画像

締めた首を緩めない保育士


1,はじめに

私は、元プログラマーから紆余曲折あって
国家試験を受験後、保育士となりました。

保育士の世界がどういうものか
なんとなく検討をつけて入ったのですが
やはり入ってみて感じたことを一言にすると

『自分で首を絞めながら「苦しい」言っている』

でした

2,余分な仕事が多い

保育士の仕事は体質が古いこともあり
余分な仕事が多いです

例えば

  • 部屋の壁面の作成を0から作る

  • 行事の衣装や装飾に凝る

  • 手作り至上主義

  • 書類やおたよりでの文章へのこだわり

  • 園内の清掃や消毒

  • 指導監査用の書類の見直し修正

など細かく上げるとキリがありません。

「子どもたちのため」
という名目で仕事を増やすのは積極的に行いますが
業務負担の軽減に対してはとても消極的な体質です

3,「明確な理由は説明できない」でもやる

これは私が防災訓練の担当だった時の話です。

保育園では毎月、火災、地震、水害等の
防災訓練とその記録が義務付けられています。

訓練担当は各クラスに反省を
実施記録に記入してもらい
訓練当日か翌日までに主任に提出することになっています。

4月に提出した実施記録が
提出から約一カ月後に
返却されたのですが

「これは書類として成立していないので
 各クラスに書き直しをしてもらってほしい」

と言われました。

書類として成立していないというのは
各クラスが記入した内容に
事実のみしか書いておらず考察がない
ということでした。

保育園の書類は自治体の
指導監査で内容が確認されるのだが
そこで指導な対象になるから
というのが主任の主張の意図となります。

ですが
書き直しという点においては
納得がいかず真っ向から反対をしました

理由として

  • 既に実施日から日が開いていること

  • 次の訓練日と重なり、提出が滞る可能性が高いこと

  • 監査上問題なら「5月から改めた」旨を伝えればよいこと

を上げましたが

「書類として成立してない」の一点張りで

それが
職員が再記入する時間とコスト
主任自身が再添削する時間とコスト

に見合ったものなのかは
一切説明できていませんでした。

保育士は事務時間が確約されていません
基本的に隙間時間や残業でそれらを消化しています。
そんな中で気軽に「書き直し」を
させることは今後の文化としても
許せなかったのですが
一旦不要という形で管理職預かりとなり
後日、最終的に書き直しで押し切られました。

結果は案の定
クラスも主任も捌ききれなくなり
数カ月にも渡り書類の提出や添削が滞りました。

明確な根拠もリスク管理もせず
誰も幸せにならない選択してみんなで苦労をすること
君も苦しいけど、私も苦しい
をよしとする文化が今でも根強いです

かけたコストに見合う成果を考える
費用対効果という考えがないに等しい世界でもあります。

いい加減、その手を緩めることを覚えてはどうだろうか?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?