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言語聴覚士にキャリアプランが役立つ理由と考え方で押さえておくべき4つのポイント

自分の仕事をより充実させるためには、今後の働き方や将来達成したい目標を定めるキャリアプランの作成が必要不可欠です。

特に現在は新型コロナウイルスの影響により、多くの方が「自分の将来に自信が持てない」「5年後、10年後の自分の姿が想像できない」という不安を抱えています。

不安定な時代を生き抜き、理想とする将来像を実現するためにも、自分のキャリアプランについて今一度しっかり考えてみましょう。

今回は、言語聴覚士にキャリアプランが役立つ理由とキャリアプランを考えるときに押さえておきたいポイントをまとめています。

キャリアプラン作成は幅広い分野で活躍する言語聴覚士に役立つ

キャリアプラン作成は言語聴覚士として活躍するうえで役立ちます。

言語聴覚士が活躍する場面は、
・医療機関:大学病院や総合病院、リハビリテーション専門病院など
・高齢者福祉施設:介護老人保健施設、特別養護老人ホームなど
・教育機関:小中学校や特別支援学校など
といったように多岐にわたります。

そのため、キャリアプランを作成して自分がどのような現場で活躍したいかを明確にしておくことは、スムーズなステップアップにもつながります。

キャリアプランの考え方4つのポイント

自分のキャリアプランを考えるにあたり、押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

1. 過去を振り返る

キャリアプランを考えるうえで、まずは過去の自分を振り返り分析をしてみましょう。

自分が得意だったこと、反対に苦手だったことを振り返り、その原因を分析することで、自分がどのようなことを優先しているのか、喜びとしているのかが分かり、進むべき方向も見えてくるでしょう。

2.なりたい自分をイメージする

過去の自分を振り返ったら「なりたい自分」をイメージします。

具体的には、いつまでに・どこで・どんな仕事を・どのようにやっていきたいのかを、ノートなどに箇条書きにしてまとめます。

たとえば、「5年後には今の職場で、主任として責任ある仕事に携わりたい」など、理想のイメージを言語化すると、そのために今何をすべきかが見えてきます。

もちろん、理想とする自分は、必ずしも現在のキャリアの延長線上に置く必要はありません。

現在の職場で資金を貯めて専門学校に通学し、国家資格を取得するといったパターンも考えられますので、将来の選択肢を狭めてしまわないよう、現在の自分にとらわれずに「なりたい自分」を思い描いてみましょう。

3.今の自分とのギャップを明確にする

理想の自分をイメージしたら、今の自分との比較を行ってみましょう。

今の自分を着飾ることなく、客観的に分析すれば、「理想の自分になるためには経験が足りない」「特定の資格を取らなければならない」など、不足している部分が見えてくるはずです。

4.目標達成の手段・方法を考える

理想を実現するために不足している部分を補うには、どんな行動を起こせば良いか、その手段や方法を考えていきます。

知識が足りないのなら独学や通信教育で学ぶ。経験が足りないのなら積極的に現場に出るなど、自分に足りないものを埋める手段・方法を見つけます。

目標達成のための手段や方法は1つとは限りませんので、人に聞いたり、ネットで調べたりしてあらゆる方法を模索し、自分に適した手段を見つけることが大切です。

キャリアプランをまとめておくメリット

キャリアプランを立てておくと、自分がやるべきことが明確になり、仕事へのモチベーションがアップします。

また、将来に漠然とした不安を感じている方は、理想の自分に近づく努力を行うことで、自らの生活や人生に自信を持てるようになります。

そして何より、キャリアプランを立てて明確な根拠のもとに行動した方が、ただ漠然と夢や理想を描いているよりも目標を達成できる確率が大幅に高くなります。

就職、転職時の面接での受け答えのコツ

就職、転職を控えている方にとって、キャリアプランの作成は有効な面接対策にもなります。

少子高齢化の影響によって労働生産人口が年々減少している今、企業はより長く自社に貢献してくれる人材を確保すべく、面接で「やる気」や「積極性」「向上心」などを重視する傾向にあります。

就職・転職時の面接では志望動機や、入社後の意欲などを尋ねられますが、自分のキャリアプランを説明したうえで「プランを実現するためには、御社で◯◯を行い、知識と経験を積む必要があると考えました」と答えれば、志望動機に説得力を持たせることができます。

【まとめ】キャリアプランを作成して言語聴覚士としてのスキルアップにつなげよう

キャリアプランを作成すると、今自分が何をすべきか、理想の自分になるためにはどんな行動を起こすべきかが明確になり、生活や仕事に張りが出ます。

とくに言語聴覚士の場合、活躍の場が広いため、キャリアプランを作成して自分の能力を最大限に発揮できる職場を探すことがスキルアップへの近道といえます。

将来のビジョンが見えてくれば、漠然とした不安も払拭され、自信に満ちた生活を送れるようになります。キャリアプランの作成は早すぎる、遅すぎるということはなく、学生から社会人まで誰でも取り組むことができます。今後のステップを悩んでいる方や就職・転職を控えている方は、早速プランの作成に取り組んでみましょう。

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