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空の色
「白って200色あんねん」
あまりにも有名すぎるアンミカ様のお言葉だが、同じように見える白にも色々な白がある。
それと同じように、毎日私たちの上にある空も色々な空がある。
晴れの日、曇りの日、雨の日、天気によっても全然違うし、青空、夕焼け、夜空、時間によっても見せる表情が違う。
そして不思議なことに、人は空を見上げて「美しい」と感じ、時には写真に収めたりもする。
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私が好きな空は「青空」だ。澄み渡った青い空で濃すぎず、淡い水色の空がしっくりくる。
晴れた青空の日には、そよ風に吹かれながら歩くのが最高だ。
BGMは「二人セゾン」。聴きながら歩くととても幸せになるし、なんだか強くなれた気分になる。
青空は私の気分をよくするのには十分だ。
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私が撮る空はいつも建物や飛行機が一緒だ。
空に向かって建つビルやマンションが無機質ながらも健気な感じがするし、大きな空を泳ぐ飛行機からはどこか「人間の生活」を感じる。
ある人は言う、「夕日が好き」だ、と。
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毎日夕日と夕焼けに染まる空の色が違うし、沈む場所も違う。
沈むまでの色の変化も綺麗なのに、それを誰もわざわざ見ようとしないから、らしい。
夕日は青空のように長くは見られない。
一分一秒表情を変えるから、写真を撮ろう!とカメラを向けたその時にはもう日が暮れていた、なんてこともあるんじゃないだろうか。
その一瞬しか見られない綺麗さがあるのに、「人々は見ようとしない」と嘆く彼女にかわいさを感じたりもした。
ある人は「電柱」と空の良さを教えてくれた。
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彼女曰く、「空と雲だけじゃなんか寂しいなと思うことがあって、そういう寂しさを真っ直ぐ立ってる電柱が埋めてくれてる気がしてすごい満足する」そうだ。
そして、電柱を「美しい」と思っていて、鳥や木よりも電柱が1番しっくりくるらしい。
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彼女は空をメインに載せているInstagramのアカウントを持っている。
日々空を見ていいな、と思う瞬間を写真に収めたり、無機質な電柱を「美しい」と思える感性が私はとても好きだ。
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わたしが「空の写真をくれ」と言った時に、ある人はその写真を撮った時のことを細かく教えてくれた。
「雲が目覚めてなくて可愛い」という表現は私にはできないし、月を見ると写真を撮ってしまう、というのが私とは違ってすごく新鮮だった。
月と枝と空がこんなにも美しいことを今まで知らなかった。そして、それに気づかせてくれた彼女の感性がすごく好きだ。
実は今回、この空について考えるきっかけになったのが、彼女のInstagramのストーリーに載せられていた月だった。
それを見た瞬間あまりにも美しすぎて、
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と、DMを送った。私は彼女の感性が本当に大好きだし、私が持っていないものを持っていて羨ましいとまで思う。
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この写真をくれた彼女は「ブレブレの月しかなくて」、と言っていた。
ブレている月でも、その月を「美しい」と思って写真に収めようと思ったその心が美しいと思うし、この写真月明かりがめちゃくちゃ綺麗だね。
おばあちゃんの家の近くで撮った写真とスカイライナーからの朝日の写真もくれた。
朝日は「これから1日が始まります!」という力強さと眩しさで、元気を貰える。
どれも何気ない日常の一部を感じられて、幸せな気分になれる。
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「日常で空の写真を撮ったことがない」という人もいる。空を撮るのは花火の時くらいだそうだ。
“日々の景色に良さを見いだしてる人の感性に劣等感を感じている”と話す彼女には、そんな必要はない、と伝えたい。
私は空を美しいと思うけど、私が美しいと感じずに見逃している何かを彼女は美しいと思っているはずだ。
現に私は彼女の言葉選びが好きだし、思っていることを言語化できるだけの語彙のレパートリーを揃えてる彼女が素敵だと思う。
そしてひらパーの空の写真を送ってくれた。ラプンツェルのワンシーンみたいでとても綺麗だ。
今度地面の写真を撮ったら送ってね。
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彼女もまた、写真を見返して、「全然なくて悲しかった」と嘆いていた。
「唯一あった」という写真で、FOLLOW to Japan 名古屋公演でバンテリンドームから見えた虹の写真を送ってくれた。
この日の空、奇跡みたいですごく美しかったよね。
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私も実は同じ時間に、同じ虹を写真に収めた。
同じ虹なのに切り取り方でこんなにも見え方が異なる。
彼女が送ってくれた虹はとても雄大で、SEVENTEENのコンサートに華を添えてくれているようだ。
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「厳選したけど5枚になっちゃった!」という彼女は大きい空が好きで、夕日は絵みたいでこの瞬間を見られた嬉しさで写真に収めちゃうらしい。
飛行機から見える雲いっぱいの空にも幸せを感じるそうだ。
どの写真も絵画みたいで美しいし、特に海の写真なんかはドラマの一部分みたいだ。
実はこの写真を送ってくれた人はすごくオシャレな人なんだけど、写真からもオシャレさが溢れ出ている。
毎分毎秒違う表情を見せる空を見逃さずに捉えて、絵画のような写真にしてしまう彼女もすごい。
同じ日本で、同じ空を見ているはずなのにこんなにも違ってこんなにも美しい。
私たちが空を見てこんなにも違う切り取り方をするように、SEVENTEENも同じ被写体でも違う雰囲気の写真を撮る。
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イタリアの空。絵が描けそうだと言っていた。
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ドギョムがこの漢字を「空(sky)」として認識しているのかは定かではないが、駐車場の「空(vacant)」とダブルミーニングで面白い。
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スングァンちゃんが山登りした時に撮ってた1枚。よく見ると枝先にトンボが止まっている。
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ミンギュは夕焼けを載せていた。マニラでの1枚。
私は澄み渡った青空が好きだけど、月が好きな人もいる。空にも色々な表情があって人には人の数だけ感性がある。
そしてその感性の元になっているのは読書や映画鑑賞だけじゃない。
もしかしたら今日の朝飲んだコーヒーの味かもしれないし、小さなときに読み聞かせてもらったあの絵本の一節かもしれない。はたまた今あなたが読んでいるこのnoteかもしれない。
人間は色んなものに刺激を受け、感性を磨かれる。そして人々のバックグラウンドの違いの結果がこの空の写真の違いにあらわれている。
空は大きくて、繋がっているのに、人によって違う表情を見せる。
あなたはどんな空が好きですか?
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special thanks to:こりんりん、うちこ、ユっ子ちゃん、ぷむち、らのち、めいちゃん、あやねたん
素敵な空の写真をありがとう!みんなと語り合えて楽しかったです。
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