「学校のテストの点数なんてどうでもいいよ!」という人は学力か精神力の偏差値が高いんだと思う。
先週書いたnoteが沢山の方から"いいね"を頂いて、嬉しい。
リアクションいただけるの最高やし、会ったときにあれ読んだよ!と言ってくれる。発信して反応があることは嬉しいのです。
noteでは「学習塾と学童保育を入り口に地域の小・中・高校生とその親御さんの日常に寄り添う会社」で働いているからこそ感じていることを言葉にしていこうと思っています。
「共感してほしい」とかではなくて、言葉にしながらも僕の中にも葛藤や、曖昧な部分があるから、このnoteを肴におしゃべりしたいってのがあるんよね。
"あの会話"を失くせば家庭の雰囲気がよくなる
全く同じではなくても、似た会話の経験が多くの人にあるのでは?
この前見たインド映画にも同じような会話がでてきたから、世界共通で人類の家庭で生まれるやり取りなんだと思う。これほどまでに不毛で両者のストレスが溜まり、そして無意識で発生してしまう会話など無いのではと思う。
この年齢になってからわかるけど、親も言いたくて言ってるわけではない。目に入ると自然に出てしまう言葉。条件反射に近いと思う。
子どもも勉強をした、してないは関係なく、タイミングの悪さに腹が立つ気持ちもあると思う。
※この会話のときに親が発する独特の音程に腹立っていたのは僕だけなのか。
何気ない会話かも知れないが、少しでも減らすことが出来たら、家庭に漂う雰囲気はめっちゃ良くなる。そして親子関係はいいものになるんだなと感じる場面がよくある。
ただ、親御さんに、この言葉を子どもにかけないでください。というのは、あまりにも横暴。そもそも親御さんも言いたくないと心から願っている場合が多いから。
これは多くの場合、テストの点数を上げれば解決する。とつくづく感じる。結果が見えると安心がつくれるもん。
「人生には勉強よりも大事なことはある」「学校の勉強なんてどうでもいい」と親御さんや子ども自身が思ってたとしても、点数が上がればやっぱり嬉しいと感じるし、家庭の雰囲気を良くする力を持っている。
テストの点数をうまく利用する他無いよね。
テストの点数を上げることで特に生徒自身への影響は大きい。テストの点数を周りと比べて出来ないと感じていたり、苦手だと感じていて、勉強をすること自体に否定的な生徒たちも、テストの点数が上がってきたら、もう少し頑張ってみようかなとか、次はこんだけ点数取りたい!となってくる。
姿勢の変化を親御さんが感じると、より家庭の雰囲気はいい方に向かう。
勉強を苦手だと思っている子に「学校のテストの点数なんてどうでもいいよ!」と声をかけて「そっか!勉強だけじゃないよね!」ってその時思えても、テスト期間中は億劫になるし、テスト結果を見るとダメージが残る。
他人なんて関係ないねん!と本気で思い続けることができる人は別やけど、多くの場合は時間が経って、よりダメージが大きくなる場合が多い。
そう、学校の点数が周りと比べて低いのは、精神的に結構きつい。
社会に抗うよりも、楽しめるように。
「学校のテストの点数なんてどうでもいいよ!」という人は学力か精神力の偏差値が高いんだと思う。
かく言う僕も「学校のテストの点数なんてどうでもいいよ!」って思ってた。それは超優秀とかではないけど、成績が中の上で勉強に困ったことがなかった。
そしてそんな僕も中学受験して、私立の中高大にも行って大学もしっかり卒業している。普通に社会のレールに乗っかてきている。
大学生の時にそのお金他のところに使えよ!と破天荒な大人に言われたこともあったけど、他人と比較せずに生きれるほどの精神力はなかった。
だから僕は、塾に来た生徒のテストの点数を少しでも上げたい。前できなかったことができるようになっていけるように力になりたい。
学校のテストは、誰もが今の社会でわかりやすく、出来ないことができるようになるという経験を積みやすい。
それなら勉強の結果が良くなって、楽しめるのならそれに越したことは無いと思う。
勉強「だけ」が大事ではない。でも、勉強「も」大事だと思う。テストの点数だって使いようだ。
塾と学童を通して見える世界
と、書いてきましたが、これからはテストの点数で測れる力が必要な社会じゃなくなるから、学校のテストが無くなるという未来もあるでしょう。
そうした大きな変化は必ず起きると思うけど、いまの社会にはテストがある。5教科もある。学校もある。そんな社会にある困り事があるし、社会課題とまではいかない家庭の課題はある。
そんな悩みや困りごとに寄り添いながら、変化していく社会を楽しみながら僕らも変化していきたいなと思います。
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