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世界美異識紀行 パリ工芸技術博物館"Musee des arts et metiers" 無機物への愛と交歓

マジメな話、芸術とは空気や水や愛情と同じで、なくては生きていけないモノだと思う。少なくとも私はそう信じている。
芸術は鑑賞者にとって、現実からの逃避だけではない。観たあとの現実、社会を変えていくものだ。

偶然パリへ来ていた友人と待ち合わせるために移動中、通りすがりにこの看板を見つけた。
Musee des arts et metiers
パリ工芸技術博物館の企画展。
その日は休館日だったので翌日出向いたよ。
パリミュージアムパスも使えるし日本語版ガイドも貰えます!

科学や機械の歴史がわかる博物館
まずは常設展へ。
ものづくり界のひとは来訪必須ですよ!

飛行機・・空間の使い方がエレガント。

私はついついこういうのに目が行くけど。かわいい

ロマンチックだよね。何でそう感じさせるのかな。
機械だってやっぱりひとが創るんだから愛が必要なんだよね。

ついに企画展へ!
バンド・デシネの大家、
フランソワ・スクイテンと
ブノワ・ペータース展
私は知らなかったけど
スクイテン氏が作画、
ペータース氏が脚本というコンビで
日本でも"闇の国々"シリーズが邦訳で出版されているそうです。
バンド・デシネってこんなかんじ。

入り口ではこの子が出迎えてくれた・・メルシー

原画や制作風景、世界観が十二分に味わえる

私もなんだかんだジブリやエヴァを観て育ってきているけど、
また違うファンタジックで美意識ある世界

夢こそがひとを生かす

思いをはせる

あまり観光客もいない感じだったので落ち着いて観れた。少々さみしい。

これも"MACHlNES"だ

そしていちばん驚いたのはこちら。
あっ、これは・・

さっき降りたメトロの駅!

わあー!凄い秘密を知った気分

博物館に隣接する国立工芸院の創立200周年を記念してスクイテン氏がデザインしたんだって!

館内に唐突にいたライオンと絡む蛇
学生グループがなぜか、
はしゃいで写真撮ってたのでマネして撮影。
結構広いのでゆっくり時間を取って行くのがオススメです。

パリ工芸・技術博物館

http://www.arts-et-metiers.net/

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