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【留学編】留学先をバンクーバーに決めた理由

前回、退職と留学を決意したわたし。

留学先はカナダのバンクーバーにしたのですが
今回はどのように留学先を決めたのか編。

簡潔にまとめると、旅行がきっかけです。
憧れていた街並みや、風景、文化に触れたこと、英語が通じた成功体験からまたバンクーバーに戻ってきたいと思ったからです。

以下その旅行の話を交えながら書いています。


わたしは小学生の頃から海外生活(アメリカ・カナダ)に憧れていた。
きっかけはすごく単純。
ハロウィンってお菓子いっぱい貰えるの!?
楽しそう!!
たったこれだけ(笑)
なぜアメリカ・カナダだったのかというと、それしか知らなかったから(笑)
わたしの中で外国=北米だった(笑)

中学生の頃、カナダのバンクーバーへ旅行に行った。
幼い頃からテレビで見て憧れていた"外国"そのもので、何を見ても感動した。
料理を頼むと驚くほど大きいサイズで運ばれてくる。
マフィンを食べるとあま〜い味がする。
スーパーでは洗剤の容器みたいな大きいサイズのジュースが売られている。
目に映る物全てが新鮮だった。

その旅行中のとあるホテルでの出来事。
チェックインを済ませると、一緒に行っていた幼馴染家族は新館へ、わたしたちはホテルの旧館へと通された。

シャワーを浴び、ベッドに座って妹とテレビを見ながら母のシャワーが終わるのを待っていた。
日本から到着したばかりのため、時差ボケで全く眠くは無かったが、バンクーバーは夜中なので配慮してテレビの音は小さくしていた。

すると、突然部屋の電話が鳴った。
幼馴染からの内線かな?と思い『もしもし?』と電話に出たら、普通に英語だった(笑)
頭が真っ白になりながらもフロントからの電話だと理解した。
『今から部屋に行くから鍵を開けておくように』これは聞き取れた。
母にこれからフロントの人が来るらしいと伝えたが、さっきお風呂に入ったばかりの母は間に合わないだろう。

鍵は開けたが、念の為チェーンは外さずにいた。
5分も経たないうちにドアをノックされ、外から声をかけられた。
(やばい。ついに来た。しかも男の人だ。)
部屋には小学生の妹とわたしだけ。(父は仕事で来れなかった)
しっかりしなきゃと思いチェーンをかけたまま隙間から覗くと、ホテルの制服を来た男女が立っていた。『チェーンも外しなさい。』と言われ、しぶしぶドアを開けた。(事前にフロントから電話があったこと、チェックインの時に見ていた制服を着た人が来た事、今から行くと言われてからの時間の経過が妥当であったこと。の3点で当時のわたしは、ちゃんとホテルの人が来たと判断して開けた)

その人達は部屋には入らず、ドアの外から部屋を見回すと、妹とわたししか居なかったため怪訝な顔でこう言った。

『Are you mom?』

(なんでやねん!それはないやろ!笑)と同時14歳だった私は心の中でツッコミを入れながら、『(She is) In the bathroom.』と答えた。
その後、『実は君たちの部屋がうるさいとクレームがあった。でも別になにもうるさくないね。』と不思議そうしながら、念のためテレビの音量をもう少しだけ下げるように言って帰っていった。

通じた!!
英語で会話できた!対応できた!嬉しい!!!
(In the bathroomしか言ってないけど 笑)
そのことがとても嬉しくて、急いでシャワーを浴びて出て来た母に自慢した。

クレームの件は、母に一連の流れを伝えたところ、旧館だったので音が響いたのかもしれないねという話になった。

この体験から少し自信がつき、バンクーバーにまた来たいと思った。
その後Gastownのスチームクロックの前で写真を撮りながら、『絶対またここに英語を勉強しに戻ってくる。』と誓った。
その11年後、夢を叶えて同じスチームクロックの前で写真を撮った時に、なんだか感極まって泣きそうになった。

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