LinkedInでcold outreachしてるはなし

採用については別の記事でも書きましたが、相変わらずtop-of-funnel(面接できる候補者の数)が少ない状況が続いています。また、数少ない候補者もイマイチずれてることがたまにあり、もう自分でソーシングするしかない、と一念発起してLinkedInで知らない人にメッセージ送ったり(cold outreach)したメモです。

アメリカでLinkedInアカウントをお持ちの方はご存知だと思いますが、採用目的のメッセージは結構頻繁に来ます。自分は多いときは一日一通くらいのペースできてました。個人的には一応一通り目は通していて、人材派遣会社っぽいのは無視しつつ、その会社のCTOからメッセージが来たりするとちょっと読む気になるので、head of engineeringの自分からメッセージを送れば多少コンバージョン率が高いのではという期待をもって頑張っていきます。

LinkedInの採用向けツールはLinkedIn Recruiter(企業向け)とLinkedIn Recruiter Lite(個人向け)があります。前者は安いプランでも月$10Kくらいします。後者は月$120くらいですが機能制限があります。

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弊社ではLinkedIn Recruiterも契約してるのですが、アカウントの数が限られているため、僕は個人のLinkedIn Recruiter Liteを今のところ使っています。outreachに関して言うと、どちらも指定の条件で候補者を検索して(Liteだと使えるフィルタが限定されています)LinkedIn内のInMailでメッセージを送る事ができます。

今回は弊社と技術スタックが似ているUberにピンポイントで焦点をあてて、Uber勤務のSoftware Engineer、大学卒業年度2012-2017という条件で調べてみました。本当はバックエンドの人が主にほしいのですが、LinkedInに詳しく書かない人もいるよなと思いざっくり目の条件にしてます。弊社はフルリモートなので場所でフィルタしなくていいのは楽です。

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良さそうな人が居たらとにかくメッセージを送ることにします。ここは数の勝負だと思ってるので、経歴をざっくり眺めて、大体の勤務年数と分野が問題なさそうならコンタクトすることにしています。LinkedIn Rectuierだと月300件(契約による)、Liteだと月30件までしかInMailを送ることができないのですが、実は半分くらいのひとはLinkedInの設定で「見知らぬ人からメッセージを受信する」になってるぽく、そういう人には無料でメッセージすることができます。

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無料の場合と有料の場合の例


InMailの場合はテンプレの文章をLinkedInに保存して使い回すことができます。全く候補者のプロフィールを見ずにメッセージを送ったと思われると心象が悪そうなので、どのテンプレートでもUberに勤めている or いたことには言及することにします。

今回はいくつかメッセージを送った結果、以下の3パターンのテンプレに落ち着きました
「UberのXチームでの経験が弊社と関係あると思うんだ」
「UberにもうN年いるみたいだけどそろそろ新しいチャレンジはどう?」
「Uberに転職したばっかりなのは知ってるけど一応メッセージしてみた」

弊社はシリーズAスタートアップで規模が小さいけど事業が伸びていること、技術的に楽しいチャレンジがあること、経験豊富なメンバーがいることなどをアピールしていきます。また、自分がちゃんと面接するつもりがあることを示すために自分のCalendlyリンクをメッセージに入れて直接面接のスケジュールをしてもらえるようにしました。


InMailが無料で送れない、かつそこまでドンピシャじゃない候補にはLinkedInのフレンド申請経由でメッセージを送ることにしました。こちらは字数制限が厳しく、300文字しかかけないので要点をまとめつつ、詳細は会社紹介用のGoogleDoc(別のoutreach用にもともと作ってあった)へのリンクを張っています。

そんなこんなで数時間かけて200件近いメッセージを送ることができました。連休中なのでまだ見てない人がもしかしたら来週中に返事をくれる人がいるかもですが、現状としては

前向きな返事と実際面接のスケジュール: 3
前向きな返事と数カ月後にcatchupする約束: 1
連絡ありがとう、今は興味ないよという返事: 3
友達申請は承認だけど進展なし: 6

というかんじで、まずまずの成果かなと思っています。現状は複数のソーシング会社にお金を払ってoutreachをしてもらってる(ほとんど成果報酬だけど一社だけ月額固定の払っている)のですが、実際自分でやってみると何にお金を払っているのかの理解も深まるのでやってみてよかったです。エンジニアの採用が急務なので引き続き空き時間を見つけて続けていきます。

ちなみに日本からも採用しておりますので興味がある方はDMください!バックエンド、MLエンジニア、フロントエンド、モバイルSDKなど募集してます - https://www.sardine.ai/careers

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