見出し画像

婚約指輪をオーダーメイドでつくった話

ブライダルジュエリーは謎多き世界です。

特に婚約指輪は結婚している人でも意見は様々。つける機会が少ない、タンスの肥やしになる、新生活資金にあてたほうがいい、などの現実的な意見も多かったので、漠然と、それもそうだよね〜と思っていました。

でも今となっては「つくってよかった!!!」という気持ちでいっぱいです。

指輪を探していた当時、公式以外の情報が少なく、購入した人のブログなどがとても参考になったので、今更ながら&微力ながら自分の体験も残しておこうと思いました。(2019冬の話です)

購入ブランド:LUCIE(ルシエ)

俄(NIWAKA)の姉妹ブランドです。どちらも独創的なデザインですが、こちらは和ではなく洋なイメージ。


購入の決め手

なんといってもデザイン。クラシカルで、繊細。クラシック、アンティークな雰囲気のブランドは他にもありましたが、つやを消したマットなものや、ファッション寄りのカジュアルなものが多い印象で、ピンときませんでした。

LUCIEの「ローズクラシック」シリーズを見た瞬間、ときめきました。一目惚れでした。

それまで様々なお店のHPやパンフレットを見たり、店頭をまわったり、リングラフを見たり、検討していましたが、

LUCIEに出会ってからはLUCIEのことで頭がいっぱいになりました。


購入の流れ

銀座と横浜にある直営店ではオートクチュールのジュエリーがオーダーできるということで、銀座店を予約しました。

※「オートクチュール」とはデザイナーが仕立てた1点もののことで、ファッションの世界で使われる用語です。デザインやオプションや素材などを組み合わせた「セミオーダー」が定番ですが、デザイン画から作成する「オートクチュール(オーダーメイド)」タイプは調べた限り結構珍しかったです。

ラグジュアリー&シックな空間にドキドキしながら入店。出されたお茶もおしゃれでした。基本的な説明を受け、実際のジュエリーを目の前で見せて頂きながら、好みのデザイン、装飾、色味などイメージを固めました。

その際に伝えたのはこんなこと。

・普段使いできるように(平べったく、ザ婚約指輪なデザインは避ける)

・ハーフエタニティっぽいのがいい

・キラキラ感

・ピンクゴールド

・丸みのあるデザイン

・ミル打ち

・ザ婚約指輪っぽいデザインは嫌とはいえ、真ん中にはモチーフがほしいかも

(要望多いですね……)

その後デザイナーさんが登場。話しながら指輪のラフスケッチをサササッと描いていきます。何案ものデザインが目の前で出来上がっていくことにびっくり!どれも素敵でした。プロすごすぎる…。

東京ドームシティの観覧車が私たちの思い出の場所ということで、そのイメージを入れてデザインして頂きました!

画像1

オーダーしたあと、作製前の最終確認として、型を確認。

清書したデザイン画も頂きました!

画像2

ついに……!!!

完成!!!(ジャーン!!!)


画像3

かわいすぎます。

わたしはお姫さまです。(違います)

ローズコレクションの「パニエ」のような、ミル打ちでダイヤを囲んだスタイルが気に入ったので、取り入れてもらいました。真ん中の丸の中にはダイヤが集合していて、光が当たるたびキラキラ反射して美しいです。

オーダー通り、横から見ても平べったいです。引っ掛けたりしない安心感があります。装飾は繊細だけど本体はしっかりしていて、つけ心地も良いです。

注意力散漫なのですぐ手足をぶつける私ですが、これなら大丈夫です。

画像4

再現度がすごい!

色味はピンクゴールドですが、ピンク感はそれほど強くないです。良質な素材を使うと、ファッションジュエリーのピンクゴールドよりゴールドに近い色味になるそうです。ゴールドはもっと誰が見ても金!って感じの色でした。

画像5

というわけで、この世にたった一つの婚約指輪が出来上がりました。とっても嬉しかったです!!!


その後

定期的に、お出かけの時に付けています。さすがに近所のスーパーレベルでは付けませんが、土日に外出する時など付けて楽しんでいます。ぱっと見は婚約指輪感無いから、カジュアルに付けています。手元が光るたび心の中でテンションあがります。素敵なものをプレゼントしてくれた夫への感謝や、つくったときや出来た時の感動が思い浮かびます。大事にしていきたいです。

この機会にLUCIEの魅力を知ったので、またいつかジュエリーを購入したいです。(ブライダル以外もあります。)

所感

婚約指輪にネガティブな意見も多いのは、昔のままのイメージが強いからかもしれません。わたし自身も親世代の話を聞いて「給料3ヶ月分」「でかいダイヤ+立て爪」「派手」などの数十年前の常識が強かったです。でもよく調べると、ブランドごとに特色があるし、価格帯やデザインも様々でした。もっと気軽にお店を見に行ってもいいんだなと思いました。見てみても必要無いと思えば、買わなくて良いと思いますが、従来のイメージに囚われたまま不要と判断し「やっぱり買えば良かった…」と後悔するのももったいない気がします。

経験上、ふたりで行くと前のめりで接客されましたが、1人でふらりと行くとお店側もどう接するか様子伺いな感じですし「今度ふたりで来ますので、パンフください♡」とさらりと逃げられました。恐るるに足らず。百貨店のジュエリー売り場をザッと流し見して、方向性を定めて、同系統ブランドの情報を集め比較検討し、数店舗に絞ってから来店予約で決め打ちするのが効率良いかなと感じました。

個人的には、身に付ける大切なもの、高価なものを買うプロセスや、各会社の訴求点、接客、ブランディングの違いなどを肌で感じられて、今後の自分の仕事にとってもすごく勉強になりました。

なんか最後まじめになってしまった…


別の機会に、結婚指輪を選んだ時の体験も書いてみようかな〜と思います!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?