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まさかのスタート「一瞬先は闇」

こんばんは。
2024年1月1日まさかのスタートです。
石川県能登で大地震。
情報は少しづつですがXやテレビ報道で伝わって来てます。

母は1階で夕食の準備、僕は2階で新年早々のんびり仕事をしていたのですが、
「なんか目眩かと思ったら地震やで」
と僕の部屋へ母が来ました。
僕は揺れに気付きませんでした。まぁここは奈良なので震度は1とか2ぐらいではなかったかと思います。
Xを見てみると少しづつではありますが、現地の人の写真や映像、つぶやきがリツイートされて流れて来ます。
テレビをつけるとNHKの女性アナウンサーが語気を強めて「すぐに逃げて」と言っています。
僕はそのアナウンサーが冷静さを保てるギリギリのラインまで緊張感を高めて、一人でも多くの人が助かるように必死にアナウンスしているんだなと感じたのと、311で体感した事がよぎり、胸がいっぱいになり涙を堪えなくてはなりませんでした。

なぜか分からないけど、ぐっと胸に来たんですよね。
それは僕にとって311が他人事ではなく、少し「自分の事」の領域に入っているからかも知れません。
だからトラウマのようにデジャブを見たかのように、うまく説明できないけど涙が、感情が湧き上がる、、、みたいな。

311を体感したと言っても、僕は1ヶ月以上過ぎた頃に現地へ行きました。

報道カメラマンのような何か使命感を持って行くようなかっこいいもんじゃありません。
最初は福島の有名な「三春の滝桜」を撮影しに行っていたんです。
地震や津波の被害、ましてや原発の事故もあった中、僕はそれらよりも桜を撮る事を選んだんです。

ですが、現地で桜を撮影し終わった時に、なにかしっくりこなくて、なにをやっているんだろう、撮っていて心がドライだな、僕は桜を前にして何を撮っているんだろう、

311が起こった瞬間から「自然礼賛」的な風景への態度が崩れ始めていたのかも知れません

そして「福島まで来ておいて、このまま背中を向けて帰るという選択肢があるかな?」
と思い東京方面へ帰る事をやめて、海沿いを北へ北へ走ることにしたんです。

これは書き出すと長くなるのでまたの機会にします。

とにもかくにも、
石川県をはじめ被災された方の救助、温かいもとの生活が戻る事を願っています。

まさか1月1日にこんな事が起こるなんて。
でも「まさか」はいつ起こるか分からない。
おばぁちゃんが言ってました。
「人生、一瞬先は闇やで」って。

トップの写真は2011年4月11日に撮影した福島県にある三春の滝桜です。

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