かっこいい大人で溢れる社会へ

最近、複業をはじめました。

香港にいる同世代の信頼できる仲間と一緒に、お互い複業として事業を立ち上げようと今年の年明けに決め、ようやく8月に会社の登記が完了したところです。

そんな経緯もあって、西村さんにお声がけいただき、複業家が集まる「HARESな人たち」というマガジンでの連載の一角を担わせてもらえることになりました。

第一弾のテーマは「#私と複業」ということで、今進めている複業について書いてみようと思います。

かっこいい大人との出会いが、子供を変える

子供は周りの大人を見て育ちますよね。
親や学校の先生、近所のおじさんやおばさんなど、どんな大人がどんな風に生きているかは、子供の成長に大きな影響を与えると思っています。

でも、子供が出会える大人には限りがある。特に高校生までの年代って、身の回りの大人は固定化することが多い。基本的に、親か先生にしか会わない生活を送るのが大半じゃないですかね。

僕は幸運にも、中学生の時にめちゃくちゃかっこいい大人と出会いました。偶然、彼が大学生で塾のアルバイトをしていて、僕はそこの生徒でした。詳細は省きますが、結局僕はその方の影響で福岡から東京への上京を決めたし、ベンチャー企業への就職を選びました。そのぐらい大きな存在。

でもこれ、偶然出会えたから良かったものの、その塾に通っていなければ出会えなかった。そして、もし彼に出会えてなければ、僕の人生は大きく変わっていたはずです。

そう思うと、もっと運に依存することなく、かっこいい大人と出会う機会って作れないのかな、って考え始めました。そこで始めたのが、学生のライフコーチ事業です。

知らない世界に触れる機会を提供する

僕らは学生に「知らない世界に触れる機会」を提供したいと思っています。
彼らの悩み相談に大人の視点からアドバイスをすることもありますし、やりたいことを深掘りしてヒアリングし、整理してあげることもあります。

とはいえ、当然僕自身もまだまだ未熟なので、相談内容によっては他の人の力を借りることもあります。

先日、「将来海外で仕事がしたい」という相談を受け、それであれば実際に海外で働いている方にお話を聞くのが一番ということになり、ある超大手日系企業の香港支社長を務めている方を紹介しました。

これまで10ヶ国以上の国をわたり歩き、東証一部上場企業の海外支社長を務める日本人の方と、直接オンラインで1時間以上のディスカッション。

話を終えた学生はとても満足してくれた様子でした。
学生の力では実現が難しい機会を作り、彼らが知らない世界に触れる機会を提供していきたい。もっと僕らの周りにいるかっこいい大人たちを学生に紹介していけたら良いなと思っています。

会社の垣根を超えて人を育てる

もう一つ、僕らが取り組んでいるのが、若手ビジネスマン向けのライフコーチ事業です。

若手ビジネスマンのみなさん、「緊急ではないが重要なこと」に時間を割けていますか？

入社したばかりの若手って、目の前の仕事に追われますよね。基本的には日々「緊急なこと」に追われまくって、あっという間に時間が過ぎていく毎日なんじゃないかな、と。

でも、そんな中でも「緊急ではないが重要なこと」に時間をどれだけ使えるか、がその後の成長や人生の充実度に大きく影響してくると思うんです。数年後を見据えたキャリアプランの設計や、家族や友人などの大切な人との時間の確保など、いわゆる”第二領域”の内容を後回しにしてしまい、「こんなはずじゃなかった...」となるのは避けたいですよね。

そこで、利害関係のない社外の方にライフコーチとなってもらい、定期的に"第二領域"の振り返りと進捗確認を行うような機会を提供しています。

「コーチと対話することで思考が整理されたし、新たにやりたいことも見つかった」
「毎月定期的に振り返りをできるので、着実に実現できていて嬉しい」

こんな声ももらっていて、すごくやりがいを感じています。
かっこいい大人を増やす手伝いができたら良いなー。

ちなみにコーチ役は、企業のマネージャークラスの方に複業として関わってもらっています。会社の垣根を超えて若手を育成するって、楽しいですよ。
（コーチ役を務めてくれる方、募集中です！）

"二兎を追って二兎を得る生き方" を当たり前に

サービスも正式にリリースしているわけでもないですし、まだ何も成し遂げてはいないのですが、自分がやりたいことにストレートに取り組めているおかげでとても充実した日々を送れています。

本業はもちろん大事ですし、それはそれでやりがいがあります。しかし、本業ではできない経験もあります。

“複業”という選択肢があることで、本業を辞めることなく、やりたいことに取り組める。同時に2つの仕事を走らせることは難易度も高く責任も重いですが、なんとか両方で成果を出し、「二兎を追って二兎を得る生き方」が広まるように、少しでも貢献できれば良いなと思っています。

僕自身も、”かっこいい大人”を目指して、もっともっと頑張ります。