「山下達郎と私。」 vol.2 〜「山下達郎ファンありがとう!」と叫びたいだけ〜

先日、こんなツイートをしました。このツイートからはじまる一連の内容は次のとおりです。

全世界に散らばる70億の #山下達郎 ファンの皆さま、お伝えしたいことがございます。つきましては、以下のツイートをご覧ください。なお、多くの方にご覧いただくため #sundaysongbook タグをつけております。日曜日のほのぼのラジオと無関係な内容で無礼ではありますが、ご理解賜りたく存じます。

僕は1989年(平成元年)生まれです。わかりやすく言うと、『僕の中の少年』と『JOY』の間くらいに生まれています。当然物心がつくのはもうすこし後のことですから、『RIDE ON TIME』や『For You』はもちろん、 SUGAR BABE 『SONGS』 なんて、かすってすらないわけです。

しかし、ここでおもしろい現象が発生しています。ここ一年ほど、僕は驚くほどに SUGAR BABE や山下達郎の音楽に耳を傾け、震え、魅了され、ノスタルジーを感じ、勇気づけられているのです。生まれる前に作られたまったく知らない音楽にもかかわらず、です。山下達郎に留まりません。竹内まりや、大滝詠一、吉田拓郎、沢田研二、吉田美奈子、大貫妙子、細野晴臣、村田和人、Char、ハイ・ファイ・セット、ビーチ・ボーイズ、スティーヴィー・ワンダー。本当に枚挙にいとまがありません。

自分が生まれる前の歌手や楽曲を知ることができた。これは当たり前かのように思えますが、実は不思議で幸運なことです。こうした不思議や幸運の直接の要因は、インターネットなどのテクノロジーです。ですが、それと同じくらい重要な要因がまた別にあると考えています。

それは、リスナーの力です。すなわち、その時代の音楽好き達つまり先輩方が、その時代の音楽をしっかり聴き込み評価してくれたからです。彼ら・彼女らによって評価されなければ、よしんばテクノロジーによって接点が生み出されたとしても強い動機づけにつながらず、サッと聴き流してしまっていたに違いありません。

つまり、音楽を愛し熱狂した人々の営みの上に、僕のここのところの音楽消費は成り立っているのです。だから、この場を借りて御礼申し上げたい。一生懸命音楽を聴き、評価してくださりありがとうございました。先輩方のおかげで、山下達郎という音楽界のなかでも最高にホットでエッジの効いた沼に全身を沈めることになりました。この熱病は一向に冷める気配を見せません。

カッティングエッジな才能による努力が時代を切り開き、リスナーがそれを文化にするのですね。そんなことを考えると、僕たちの世代もこの時代の音楽を聴き、熱狂し、マイルストーンを残さねばいけない、のかもしれません。音楽文化のために、次の世代のためにも。なんとも仰々しい話ですが、結構本気でそう思っています。で、この話の先にはネクストストーリーがあるのですが、それはまた後日気が向いたら。今日はひとまずお礼だけさせてください。

\ Thank you! 山下達郎ファン! すべての音楽ファン! /

(引用元:Twitter @daisuke__200)


この一連のツイートの眼目は、「僕は、山下達郎をはじめとする '70s, '80s 音楽に魅了されました。この体験は、その時代の音楽好き達による評価と熱狂なしにはありえませんでした。だから、感謝したいです。」といったところです。要するに、こう叫びたいだけ。

\ Thank you! 山下達郎ファン! すべての音楽ファン! /


繰り返しになりますが、先輩方の評価、承認、熱狂、喝采がなければ、僕の最近の音楽体験はありえませんでした。もっと言うと、この記事も同様にありえませんでした。

僕にとって、この表明はとても意味あるものです。Twitter のタイムラインの彼方に埋没するのが許せなかったので、記事として残しておきます。ご覧いただき、ありがとうございました。そして、最後にもう一言。

\ Thank you! 山下達郎ファン! すべての音楽ファン! /


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