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夜の公園で歌手と会う話 part4

夜の公園で歌手と会う話 part4

前回の選択肢→7スキ/0コメント:④→無視する

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向こうに認識されていない事が予想外だった僕だったが、いざ思い通りの事が予想外の後に起きたとしても、僕は彼女に返事をする事が出来なかった…。

それは何故か?

高岡は一年前、すでに亡くなっているのだ。

先程まで僕は彼女に対して平然に振る舞っていたが、たった今この事実を思い出した

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夜の公園で歌手と会う話 part3

夜の公園で歌手と会う話 part3

前回の選択肢→3スキ→②:話しかける

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僕の目の前で音楽を試聴していたその女性は、高校時代クラスメイトだった高岡風花(たかおかふうか)だった。

高岡は高校の頃、学の彼女と親しかったのを何となく覚えている。

声をかけてみようと思ったが、僕は高校を出てから学以外の友人に会っていないどころか、連絡さえ取り合っていない。そんなたか

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夜の公園で歌手と会う話 part2

前話の選択肢→③ 一度無視してから15分程寝て、こちらからかけなおす



「いや、ここは一度寝ておくか」

僕はそう決心し、友人の着信音をよそに、眠りに落ちていった。

「……」

……何時間が経っただろうか…。

しかし、目を開けると、窓の外は寝る前と打って変わらず、友人の着信音が未だに鳴っていた。

「…はぁ!?」

コール音が鳴っている携帯を手に取り、時間を確認すると、あれから15分しか

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夜の公園で歌手と会う話 part1            ( 読み手参加型小説)

この小説は、読んでいただいている皆様にストーリーを決めていただく物語です。つまり、主人公の行動や言動をいくつかの選択肢の中から皆様に選んでいただき、決まった選択肢に応じて主人公の運命が変わるという事です。

この小説を書こうと思った背景には、"自分が面白いと思うものを、どの程度見ていただく人にも共感していただけるかを知りたかったから"というのがあります。  (もちろん「スキ」欲しさの承認欲求もあり

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